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【死に損ないのホモサピエンス】の補足というか立ち位置というか

 どうも、おこげです。
 恐らく、ご高覧くださった方々の多くが「?」と思ったでしょうから、短い解説でもしておくべきかなと(๑´ڡ`๑)

 まず本作の主人公である“スミ”という猫、彼女は本来この世界観において重要な存在ではないのです。要するに脇役です。
 より分かりやすく言うならば、海外ホラー映画に出てくる第一犠牲者ですかね。黒人だったりカップルだったりと様々ですが、多くの場合が“無名”の犠牲者です。
 そんな立ち位置の彼女のストーリーですから世界観の核心には触れてないわけです。紹介文にもありますが、知ったこっちゃないのです。感情もない興味もない、登場時の彼女のサマは何も知らないエキストラでした。けれど、自分自身を知覚した。周りのことに意識を向けた。好奇心を持ってしまった。だから理不尽な世界に弄ばれたのです。

 途中で描写だけ登場する妙な獣。あれは人間なんですね。ウィルスは人を異形の姿にしてしまった。それを一掃するために武装兵が街にいたのでした。
 自分が助かりたいが為にペットを蔑ろにした。そして化け物になった後ですら、仲間割れを起こしてでも生にしがみついた(食事という本能)。タイトルはそんな醜い人間の姿を非難するものとして付けました(風刺ですね)。

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