第25話、三人でまさかの放課後デート!?
あれから毎日、テストまでの一週間、梨沙と詩織にみっちりと勉強を教えてもらった俺は無事、実力テストを終えてかなりの手応えを感じていた。
『悠斗くん!どうだった?』
『ちゃんと解けた?』
テストが終わると梨沙と詩織が、俺の所にやってきた。
『手応えしかない、こんなに解けたのは初めてかもしれない。』
俺がそう言うと二人はとても嬉しそうにした。
『頑張って教えた甲斐あったよ!後は結果を待つだけだね』
『そうだね、今回は安心して待てるよ』
俺は詩織にそう答えた。
『よし!それじゃあテストも終わった事だしこれからお疲れ様会しようよ!』
梨沙がそんな事を提案してきた。
『いいね、やりたい!』
俺はそう答えると、次に詩織がこんな事を言った。
『私も賛成!!それじゃあこれから三人で放課後デートって事で、、それじゃあ行こっか』
詩織が一人で先に歩いていった。
『あれ?お疲れ様会じゃなかったの?』
『私は、お疲れ会っていう事で家でやろうと思ったんだけど。』
詩織が先に歩いて行ってしまったため、どうやら梨沙の当初の予定ではなくて、お疲れ様会、と言う名の放課後デートが始まろうとしていた。
午前中で学校は終わりなので時間があるしいいか、と思いながら詩織を追いかけた俺と梨沙だったが、、、
詩織に追いついた俺と梨沙は何故か電車に乗っていた。
『ねぇ、詩織どこに行こうとしてるの?』
梨沙が詩織に聞いた。
すると詩織は楽しそうな顔でこう言った。
『ネズミーランドだよ!』
俺と梨沙は声を合わしてこう言った
『『えっ!今から行くの!?』』
ネズミーランドとは大人気の遊園地で、
ありとあらゆるアトラクションがあり俺も小さいころ家族でよく行っていた。
『で、でもチケットはどうするの?あれって結構するんじゃ、、、』
梨沙がそんな事を心配してると詩織はドヤ顔で鞄の中に入っていたチケットをヒラヒラと見せびらかしてきた。
『実は、地元の友達と行こうってなってたんだけど、その子達部活で行けなくなっちゃったらしくて期限も今日までだったし丁度良かったよ。』
『そ、そうなんだ』
『それは偶然だったね。』
こうして俺達三人は詩織の突然の誘いによりネズミーランドへと向かうのであった。
……………………
読んで頂きありがとうございました!!
ここでお知らせがあります。
現在もう一つ連載している作品をファミ通文庫大賞に応募する影響で暫くの間、こちらの作品を休載したいと思っています。
楽しみにしてくださっている方には申し訳ありませんが、よろしくお願いします!!
休載している間、もしよろしければもう一つの作品を読んで頂ければと、思っています。
一人暮らしの俺、今日からルームシェア始めました。 駿貝 太陽 @tsuinz
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