結という名の欠
「結」の概要
(1)
アスカと共にクレイドル・システムを終了させるため〈創造の大樹〉の終層を目指す。
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ハイネとの決着。チアキとアスカが勝利する。
※1) ハイネはわざと手を抜いて負ける。本来ならクレイドル・システムの終了を妨害する役目であるハイネが、役目とは反対のことをしたのは、「ちーちゃんのことが好きなら、好きな人のやりたいことを応援したいと思うのが自然」だから。
彼もセラと同様に〈エマヌエルの天使と悪魔〉の役目を放棄したとも言うかもしれない。
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二人を見送ったハイネを、セラが攻撃する。
そこで、ハイネはセラこそが本当の〈エマヌエルの天使と悪魔〉であることを悟る。
なぜ、アスカがチアキを「嫌い」なのか。
なぜ、アスカが〈法石〉を操作しないと〈創造の大樹〉と接続できないのか。
なぜ、自分が子供であるセラにそれほど魅力を感じないのか。
なぜ、セラがチアキを最初に「パパ」と呼んだのか。
なぜ、セラが〈法石〉なしに魔法を使えるのか。
そしてセラがアスカとチアキを邪魔しようとしていることを悟ったハイネは、自らの怪我を治して先に行ったアスカとチアキを追いかける。
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セラとの決着。
セラから奇襲を受けるチアキとアスカ。
苦戦しているところに助っ人ハイネ登場。
ハイネの口からセラこそが真の〈エマヌエルの天使と悪魔〉であることを知らされる。
同時に、アスカは自分がセラをベースに作られた偽物の〈エマヌエルの天使と悪魔〉であることに気づく。
※2) この時点で、チアキもアスカもハイネも「精神世界のアスカはクレイドル・システム終了と共に消えるもの」だと思っている。あくまで、誰か(=エミリア)によって作られた仮想的な人格だと思っている。実際にアスカが現実世界の人間であると気づくのは、現実世界に戻ってきて再会した時。
セラこそが真の〈エマヌエルの天使と悪魔〉だと聞いて揺らぐチアキ。
しかし、アスカとハイネの叫びと自分の思いをはっきりと自覚し、セラを振り切ってクレイドル・システムを終了させることを選ぶ。
チアキとアスカの前に立ちはだかるセラをハイネが止める。セラを押さえつけたハイネが「先に行け!」と二人を促す。
チアキと別れるのが嫌だと泣き叫ぶサセラに、後ろ髪ひかれる思いで先に進もうとするチアキ。
しかし、セラの悲痛な声に足を止め、セラのもとへ行く。
泣きじゃくるセラに、チアキは泣き笑いの顔で「大嫌い」と言って嫌われるように仕向ける。
セラもチアキに「チアキなんて嫌い!」と叫んで決別。
(参照EP:https://kakuyomu.jp/works/1177354054895387106/episodes/1177354054895388980)
↓
アスカとの別れ。別名、アスカの罵倒(告白)大会。
ことごとくアスカはチアキの嫌いな点を列挙し、「あなたの○○なところが嫌いだ」と言いまくる。
直前のセラとのやり取りの部分についてもがんがんお説教。
だが、途中からアスカの言う「嫌い」の意味が徐々に変わり始め、最後に「そんなあなたが本当に大嫌いだ」と笑顔でチアキに告白。
対して、チアキは「残念。僕は君のことが好きなのに」と笑って返す。
別れを告げ、クレイドル・システム終了。
(参照EP:https://kakuyomu.jp/works/1177354054895387106/episodes/1177354054895389001)
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現実世界へ帰ってくるチアキ。
精神世界へのアスカ、ハイネ、セラへの文句を言いながらも、そんな彼らが大好きだったと認める。また、偽りだとしても、心に残るこの気持ちは間違いなく本物だということを認める。
ほどなくして、エミリアの登場。エミリアから、セラとアスカについての話と、からくりを聞き。アスカの性格について尋ねる。
「どうして、アスカの設定を「チアキを嫌う」ようにしたんですか」
「本人がどうしても嫌だといったのよ」
そう返すエミリアに、チアキが何か重大な勘違いをしていることに気づく。
アスカが精神世界だけの存在ではないことに気付いたところで、現実世界のアスカ(=アンジェラ)が登場。
アスカと再会を果たし「私はあなたが大嫌いだ」と言われて、終幕。
(参照EP:https://kakuyomu.jp/works/1177354054895387106/episodes/1177354054895389019)
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