「異世界」×「残念な人々」

端的に言えば脱力系コメディ。

異世界物の主人公は何らかの目的を持って冒険なりするのが普通だが、本作にはその目的がない。そもそも誰も困っていないので冒険の必要がない。故に大した起伏のない日々が続き、暇を持て余した結果、変なことをやりだしてしまう。そんな構造の物語。

最大の評価ポイントは登場人物の人としての面白さ。
登場人物のそれぞれがそれぞれ別の形で残念な側面を抱えていて、ただただ馬鹿らしく、また愛おしい。

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