「紋章」と呼ばれる異能の設定がとにかく面白い。
実在の人物、神話の登場人物等、既に広く知られている「キャラクター」を使うのは全ての説明を省略できるぶん、独自性が少なくなる両刃の剣だと思います。読ませていただいた最新話までワクワク感を保ったまま読み進めることが出来たので、キャラクター以外の設定との絡みも含めて「成功」した作品なのだなあと感心しました。
「幻想種(想像上の存在)」が「実在」しているモヤモヤ感を抱いたなら、おそらく、既に作者の手の平に乗っています。スッキリするまで読むことをおススメします。
ただ、ネットスラングやそれに近い言葉が所々出てくるので、その雰囲気が苦手な方はちょっとだけ注意が必要かもしれません。
バトルシーンがカッコイイ( ^ω^ )!冒頭にあるバトルで、「描写上手過ぎっ!」で、世界感に惹かれます♪ 冒頭バトルでは幾つかの事柄が、引っ掛かったままでした(受け手による個人差がある程度かと)、が、それは作者の巧妙テクで、先に進めばストンと落ちる!そして、もう一度冒頭に戻って読み返すと、納得‼️
それに、それぞれのキャラのセリフがカッコ良くて、その個性をより惹きたてて、心掴まれます。
バトルにばかり目が向きがちですが、この作品は、言葉選びやストーリー構成などとにかく「おしゃれ」で感動!
登場人物が多く、用語の理解が必要ですが、途中にある解説を読めば、ストーリー展開は、楽しんで読めます♪この作品をより楽しむ為には、丁寧に読み込む事をオススメします。