あたしのパンティはショートケーキ
漆黒の堕天使
第1話 裏切り
私の名前は如月 茜(きさらぎ あかね)、華の高校二年生だ。
私の日々の成長をここに書き留めることにする。
――――――――――――――――――――
ある日学校で授業を受けていたとき、担任に今から病院へ行くようにと言われた。
病院で聞かされたのは
お母さんが今日死んでしまったことだった。
お母さんはうつ病を患っていて、よくひとしきりに自殺をしようとしていた。
私はよく止めてはいたが、今回は止められず遂にお婆ちゃんの家でやってしまったみたいだ。
死因は自宅での練炭による一酸化中毒だったと医者に呼ばれ聞かされた。
その医者は母親が自宅療養中にうつ病のリハビリでお世話になった人だった。
私に気を使って慰め、励ましてくれる。
しかし、心にはぽっかり穴が空き、まるで自分が自分じゃないみたいだ。
「今までお世話になりました」
そう告げてそそくさと病院から出た。
遠くの方でセミの鳴き声が聞こえた。
ふと見ると、そこには青色のカーネーションが1輪、私から隠れるように咲いていた。
私の人生に雲がかかったのは今日からといえるだろう。
――――――――――――――――――――
あたしのパンティはショートケーキ 漆黒の堕天使 @sjk_pien
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます