皇帝陛下のお妃勤め

作者 まるめぐ

194

74人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

訳あって子供が産めない体の皇后を持つ皇帝の一翔。そこへ子供を産むためにやってきた健康な体だけが取り柄の素流。
だけどこの素流がハチャメチャというか豪快というか、個性的で、それに振り回されつつも惹かれていく一翔。この二人の組み合わせが絶妙で面白かったです。
後半になるにつれ甘いイチャラブになっていくのですが、それもまた良いですね。
読みやすくてキュンキュンしちゃう、そんな中華風後宮物語です!

★★★ Excellent!!!

 側室として、そして、それを仕事と割り切って後宮入りしたヒロイン。ある物を携え、訪ねてきた皇帝を押し倒した初夜。そして、そのある物に酔わされ、成し遂げられなかった皇帝。
 ここで既に、ふたりの思惑はズレていた。わたしに言わせたら……、ふたりとも、超鈍感!
 でもね、だからこそ、読んでいて楽しいのです。ズレまくりのおとなの恋愛にワクワクします。

 そこに絡んでくるのが、謎多き魅惑の皇后。この回、読んだ時のわたしの衝撃は、皆さまにも是非味わっていただきたい。『そうきたかぁ……』と唸ってしまうと思います。

 この皇后の登場で、ふたりの恋模様はどう変化するのか? 山アリ谷アリ波乱万丈の恋の行方は……?

 中華後宮物語風ラブコメ、ここに開幕。

★★★ Excellent!!!

楽しかったですう~。後宮に渦巻く複雑な展開と思いきや軽いタッチでの恋物語。恋愛経験無し+鈍感で頑固な主人公、素流の人間味が光っています。
若くして両親を亡くした後、弟たちの面倒を見るため苦労をしていながらも
純真で頑固な生き方には思いっきりハグしてあげたいですワ。
続きがとっても読みたいです!!!!

★★★ Excellent!!!

皇帝陛下のお世継ぎを産むため、後宮に入った娘、素流。ですがこの子、少し……いえ、かなりズレています。

寵愛を受けるのが目的ではありません。あくまで子をなすのが仕事。
お世継ぎができるよう努めようと、初日から皇帝を寝台に押し倒そうとしますが……そんなことで雰囲気は出るはずありません。

どうしよくもなくマイペースで鈍感な素流。子を作る気はあるのに、甘い雰囲気が全然作れません。
どれくらい作れないかと言うと、この作品に性描写有のセルフレイティングが必要ないくらいです。

世継ぎを作るのがテーマの後宮モノなのに、性描写無しとはこれいかに?
鈍感娘と、それに振り回される皇帝の掛け合いが、大変魅力的でした。

★★★ Excellent!!!

たった一人で後宮へ入る事となった娘、素流。そんな彼女に、皇帝である一翔は、冷ややかにこう告げる。
世継ぎを生むための道具にすぎず、寵愛など得られないと。

世継ぎを設ける事こそ後宮の役目とは言え、あまりと言えばあんまりなこの言葉。果たして素流は泣き崩れるのか、はたまた悲しみを飲み込み気丈に振る舞うのか。いいえ。なんと彼女は、ならば早速子作りをと言わんばかりに、皇帝陛下を押し倒してきたのです。

後宮ものには明るくないのですが、こんなにも大胆かつサッパリとした主人公が他にいるでしょうか? 多分、いないと思います。
不遇に耐え、それでも健気に頑張るサクセスストーリーかと思いきや、振り回されるのは皇帝陛下の方だった?
はたして校庭の寵愛、そして世継ぎはどうなってしまうのでしょうか?