なんてロマンチックなんでしょうね。夏の夜空を思い浮かべて読んでいたら、とても染み入りました。設定も丁寧納得。語調は優しく、無音の宇宙空間みたい。美しくてしんと心静まる恋物語です。
彼氏が2光年離れた惑星カナンに移住してしまいます。勝手に決めて事後報告、しかもプロポーズ。ふざけんなっ、宇宙の塵になってしまえとは、主人公言いません。なんとデキた女なのでしょう。2光年先の人と連絡をとろうとすると往復4年かかります。気が遠くなります。カップ麺何個食べられるでしょう。カップ麺いま関係ない? 失礼。さあ、そこで別の男があらわれたらどうなるでしょう。メールのやりとりに4年かかる男とすぐ目の前の男。女の人生は短いものですよ。
星と星の間で離れ離れになった男女の話。連絡出来るのは四年に一度。でも、変わらず真っ直ぐな愛が、そこにあります。読んでみてはいかがでしょう。
とにもかくにも開いてほしい! 一気に壮大な世界観に引き込まれて、さぁもうその先は薮坂ワールドいらっしゃいませです(*⊃´ `)本編の内容も壮大な世界観の中で健気な主人公……あぁ、たまりましぇん(*´ `*)
と、しか書きようがない。 彼女の心境をよそに、彼は未知の惑星で未知のグルメを発見してバカウマっ! ……な展開になどなるわけないか。いや、余りにも完璧な愛(皮肉ではなく賛辞である)に接したのでつい茶々を入れた。 詳細本作。
西暦2200年。資源不足に喘ぐ地球にとって、最後の選択肢である星間移住。その初期メンバーに選ばれた彼と、地球に残された彼女。それはメールの往復でも四年かかる、世界で一番遠い遠距離恋愛のはじまりだった。 壮大ながらとてもシンプルなSFラブストーリーです。ロマンチックKACここにあり。ぜひ――!