マジック・ラプソディー

作者 橙猫

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★★★ Excellent!!!

しっかり練られた世界観でも、難しすぎず入りやすい。そのうえで世界観の描写に不自然さをほとんど感じないのがGOOD。そのおかげで1話ごとが濃くても、スムーズに読み進めることができる読者にも優しい作品になっている。

物語は学園ものらしい楽しい一面がある一方で、少年少女の身の上に合った思いや葛藤、世界観が生み出す悪意の数々も余すことなく書かれていて、作中のシリアス部分へとのバランス上手くとれている。

……ここまではレビューを残す誰かが語っていることだろう。私がさらに推したいのはもっと細かいところだ。

作品より抜粋
『談話室の壁はすべてガラス張りになっている。(中略)
 床には毛足の長い赤いカーペットが部屋の端まで敷き詰められていて、座り心地のいい革飾りのソファーがローテーブルを挟むように、いくつも置いてある。
 フロアにはちらほらと人がおり、カードゲームに興じたり、他愛の無い話で花を咲かせたりとーー』

本筋とはあまり関係の無さそうなただの学園(作品の舞台)の一幕だが、そこで、描写を省くのではなく、主人公の目に映るものをしっかり描写することで、読み手側が受ける印象が彩られるのだ。そのような場所が上の例だけでなく、さまざまな場所で見ることができるため、見ていておもしろい。

章の構成も工夫されていた。1章ずつまとめ読みするのに、長すぎず短すぎずという感じだ。毎週1章ずつ読んでいこうと思えるくらいで、綺麗にまとめられていた。

そんな細やかな作者の作品に対する工夫も楽しみの1つとして見てみて欲しい。

日向の道がどこへと続くのか、ぜひ追っていきたいと思える作品だった。



★★★ Excellent!!!

細かく練られた世界観と魔法に関する設定はもちろん、描写も丁寧で読み応え抜群!
登場人物も個性豊かで、あっという間にこの物語の世界に引き込まれるでしょう。

魔法モノが好きな方やファンタジー好きな方は、この物語が好きになるかと思います!

★★★ Excellent!!!

魔法と科学が複雑に絡み合った逸作。
物語にはそれぞれ色んな特徴がありますが、本作では心理描写、場面の情景などが綿密に記されているなと感じます。そのためファンタジー小説でありながら、どこか現実的にも感じ、没入感に囚われてしまう。

ヒューマンドラマのようにも感じてしまう素晴らしい物語です。
「もしも、いまの世界に魔法があったのなら」
そんなことを思わさせてくれます。現実はなかなか、ライトノベルのようにはいきません。
現実的な問題や、個々の人間が抱く情緒、不合理……『マジック・ラプソディー』ではそれらをうまく表現されています。

かと言って、重すぎる作風でもありません。掛け合いのシーンには思わず微笑んでしまうような甘酸っぱさがありますし、恋愛シーンも繊細に描かれております。筆者さまが上手く作風のバランスを整えている様がありありと窺えます。
物申すのならば、やはり素晴らしいに尽きます。

素晴らしい体験をありがとうございました。

★★ Very Good!!

「魔術が発展すれば化学は発展しない」
なんて誰かが言った気がしますが、
現代社会と魔法社会がうまく組み合わさっているなーと感じました。

描写も用語説明もしっかりしており、
途中で『ん?』となることがないのは、それだけしっかりと書かれている証拠なんだと思います。

強いて言うなら、もうちょっとテンポが早くてもいいかな?とは思いました。

★★ Very Good!!

時に笑い。
時に泣き。
時に悩み。
時に戸惑い。
時に苦しみ。

プロローグの文をコピペしてきた。
この文章から分かるように、この小説には心理描写がとくに凝られていると思った。
人間には喜怒哀楽というベーシック的な感情を持っていて、その感情から新たな行動が生まれる。
ファンタジー小説なのにとても現実的であるこの作品は素晴らしい出来である。

★★★ Excellent!!!

 私は、この話を読んで見て、私達が住んでいるこの世界に、魔法があったなら、この物語のようになっているのではないかと思いました。
 なぜなら、この物語は、人の感情、現実の理不尽さをとてもうまく書いているからです。
 魔法が強大すぎるがために、魔法を使った犯罪者には、救いがほぼ無いことや、負の感情を溜め込みすぎた人間の行き着く先などを恐ろしくリアルに描いていたりなど.......

 もちろん、主人公と仲間たちとの、やり取りは、見ていて楽しいし、恋愛シーンは思わず、 叫びそうになりそうなぐらいに甘酸っぱかったです。

 とりあえず、読んで見ればわかります。最高です。

 

★★★ Excellent!!!

5話まで読みました。
とても重厚な基礎設定の上で成り立つ日向自身の不安定さも短い話ながら伝わりました。
未だ知識も経験も不十分という主人公に物凄く感情移入が出来ました。
おかけであまり読まないジャンルでも理解することが出来ました。

悠護も短い話で心を少し開いてくれたので自己紹介時のどこかアンニュイな雰囲気を出していた理由が分かりました。
しかもそれをサブタイトルに載せることですぐにピンッ!と来ました。

日向と悠護はこの先どうなるんでしょうね?(o¬ω¬o)チラチラ

とても面白そうなのでこれかも随時読んでいきたいと思います!

★★★ Excellent!!!

イギリスで200年前に起きたきっかけが蒸気機関の発明のように起こるし、その上で国際的な機関も備えられていてまるで現実にありそうな世界でした。
その現実に似た空想の中で魔導師に目覚めたからと言って無理矢理学校に入らせられる女の子がいて、彼女が不憫に思えました。
要は通いたかった学校もあっただろうに、指定された学校に無理矢理入らせられたのですから。
そういった国際的機関の強制力や無能な部分も現実にありそうでよく出来たお話だと思います。
上から目線で言ってしまうようですが、結構素敵なお話なのにどうしてレビューがないのか、不思議でなりません。
でも、私が初めてのレビュワーになることができてよかったです。