『MACARON PISTACHE』への応援コメント
チロルチョコ偶数から奇数になりましたね。ひーちゃん、切なかったですね。
真島君の想い、後半のひーちゃんのさりげない第三者目線で完璧に分かります。一人称で書かれていたものが別の視点で言われることでさらにはっきりするというか。語り手が変わる効果大だなと思いました。
あと本当の主役は柚木君だったのかな、と思いました。彼の心理描写がないにも関わらず、真島君とひーちゃんの言葉で妙に魅力を感じます。彼は自分ばかり幸せになって周りを不幸にしてしまうタイプかしら?(笑)厄介な人ですね。多分それが魅力なんでしょう。
繊細な気持ちの揺れ、読んでいて心地よかったです。
作者からの返信
柊さん、応援コメントありがとうございます。
偶数から奇数>
とどのつまり、中学最後のそれはシェア前提ではなかったのだよなぁ──と。
真島君>
マジーとしてはそれなりに隠し通せているつもりだったのでしょうが、第三者からすればバレバレ──とまではいかずとも、まあ違和は与えていたようで。ただ、真島妹をはじめ、女子二人の洞察力が些か鋭過ぎる気もします(笑)
柚木君>
第三者目線で見ると共感力に難ありの柚木なのですが、彼の年齢を踏まえるとぶっちゃけこういう"残酷さ"をもった子ってフツーにいそうだよなと。ただ、まっひーと呼び間違えたことを謝るあたり、約束を律儀に守っているあたり、彼もまた彼で別ベクトルに不器用なだけで、そこには(恐らく)欠片の悪意もなく。
──だからこそ、厄介の一言に尽きるのですが(笑)
『二月十四日』への応援コメント
これは……。
めちゃくちゃ琴線に触れました。BLってあんまり読んだことなかったのですが、少数派であるからこその悩みはもちろんのこと傷の部分をがっつり描いていて、切なさ満点で前回から「うわー。うわーっ!!」となりながら読みました。
そりゃそうだよな。男に告白されたなんて、言いふらせないよな。自分がからかいの餌食になる可能性があるんだからな。
もう少しお時間頂きますね。後ほど改めて通しで読ませて頂きます。
作者からの返信
Askewさん、応援コメントありがとうございます。
BL>
一人のBOYがもう一人のBOYを一方的にLOVEしてるだけなのでBL小説(と表記したとき多くの読者から望まれるであろう像)としては不出来もいいところなのですが、出したい空気感は凡そ出せていたように思うので一先ず良しとしました。
男に告白された>
結局マジーの想像でしかないんですけどね。もしかしたら(かなり"彼"に対して好意的な解釈ではありますが)元より仲は良かった手前、吹聴するのは流石に不憫だと思ったのかもしれないですし。ただ、自分が当時小学生だった"彼"の立場になったとしたら、色々リスキー過ぎて云いふらせないだろうなぁと。だから、マジーの想像はきっと正しい(何じゃそりゃ)。
『二月十三日』への応援コメント
「童貞で処女」――力のあるいいフレーズですね。主人公のこれまでと今を一発で説明してしまうような、まさに言い得て妙って感じの台詞回し、大好物です。
こういう雰囲気の作品は今までに読んだ経験がなかったので、初めは戦々恐々しながら文字を追っていたんですけど、気付けば卓越した文章力に引き込まれて後は一気でした(笑) 特にこの後のエピソード『二月十三日・後編』での主人公の独白には圧倒されるところがあって、作品を通して作者様に興味が沸いてきた、というのが一番の感想です。
他にもいくつか作品を投稿されているようなので、時間を見つけてそちらの方にもお邪魔させていただきますね。
作者からの返信
こういう雰囲気の作品>
私自身同性愛を題材として含む作品に着手するのは初の試みだったので。それこそ戦々恐々としながら書きました😅ひとまず形になって良かったと云うのが素直な胸の内です。
独白>
元々ティーンエイジャーが主人公の一人称小説を書くと独白多めになる(と云うより独白多めなティーンエイジャーを主人公に据えやすい)質なのですが、今回はちょっとした実験も兼ねて独白マシマシにしました(作中からキャラのアクションだけ拾っていくとびっくりするほど「動きの描写」がない)。この世代特有の視野狭窄に陥ってる感を僅かでも滲み出せていたのであれば幸いです。
作者様に興味が湧いてきた>
そう云ってもらえてとても嬉しいです🤗
今後とも神田さんの創作活動を心より応援しております(それでも仕事中のポチポチはほどほどに!)。
『MACARON PISTACHE』への応援コメント
好きな作品の続編が……! と分かってはいたのですが、なかなか読めなかったここ最近でした。なんか、取っておきたかったのですね。ちゃんと読めるときまで、それが久しぶりに時間をとれる今日だったので、満を持して読ませていただきました。
勝手に妹からの目線かと思っていたのですが、チロルチョコの主でしたか。そして、また勝手に憧れて、勝手に散っていくタイプの幼馴染でなんとも言えず切ないですね。
成長と共になくなる場所、というのは誰にでもあると思います。子供から成長していく自分、親友が知り合いに変わっていく時間、キャラが変わって行く友人。挙げたらキリがありませんが、そこには成長痛が必ずあって、多かれ少なかれ誰もが変化に苦しむときがあったように感じます。
柊さんが仰っているように、最初から通しで読んで「あぁ」となったのが、奇数のチロルチョコなんですよね。そこに秘められた意図と、それをシェアされている方の困惑が渦巻いていて、世界は面白いなぁ。なんて感想が胸を痛めました。
作者からの返信
Askewさん、コメントありがとうございます😌
返信遅くなって申し訳ない。
奇数のチロルチョコ>
執筆した当時はコレ、この数を介してしか想いを伝えられなかった──というひーちゃんの「弱さ」を強調したものだったのですが、感想を頂いたきっかけに改めて読み返すと、こんなサインが想い人に伝わるわけがないのだから、これってこの娘なりのさよならというか決別の表れなんじゃね、「強調」されているのはむしろ強さでは──みたいなところに落ち着いて、ひとりエモいなとか思うておりました。
そうです、世界は面白いのです。