チロルチョコ偶数から奇数になりましたね。ひーちゃん、切なかったですね。
真島君の想い、後半のひーちゃんのさりげない第三者目線で完璧に分かります。一人称で書かれていたものが別の視点で言われることでさらにはっきりするというか。語り手が変わる効果大だなと思いました。
あと本当の主役は柚木君だったのかな、と思いました。彼の心理描写がないにも関わらず、真島君とひーちゃんの言葉で妙に魅力を感じます。彼は自分ばかり幸せになって周りを不幸にしてしまうタイプかしら?(笑)厄介な人ですね。多分それが魅力なんでしょう。
繊細な気持ちの揺れ、読んでいて心地よかったです。
作者からの返信
柊さん、応援コメントありがとうございます。
偶数から奇数>
とどのつまり、中学最後のそれはシェア前提ではなかったのだよなぁ──と。
真島君>
マジーとしてはそれなりに隠し通せているつもりだったのでしょうが、第三者からすればバレバレ──とまではいかずとも、まあ違和は与えていたようで。ただ、真島妹をはじめ、女子二人の洞察力が些か鋭過ぎる気もします(笑)
柚木君>
第三者目線で見ると共感力に難ありの柚木なのですが、彼の年齢を踏まえるとぶっちゃけこういう"残酷さ"をもった子ってフツーにいそうだよなと。ただ、まっひーと呼び間違えたことを謝るあたり、約束を律儀に守っているあたり、彼もまた彼で別ベクトルに不器用なだけで、そこには(恐らく)欠片の悪意もなく。
──だからこそ、厄介の一言に尽きるのですが(笑)
好きな作品の続編が……! と分かってはいたのですが、なかなか読めなかったここ最近でした。なんか、取っておきたかったのですね。ちゃんと読めるときまで、それが久しぶりに時間をとれる今日だったので、満を持して読ませていただきました。
勝手に妹からの目線かと思っていたのですが、チロルチョコの主でしたか。そして、また勝手に憧れて、勝手に散っていくタイプの幼馴染でなんとも言えず切ないですね。
成長と共になくなる場所、というのは誰にでもあると思います。子供から成長していく自分、親友が知り合いに変わっていく時間、キャラが変わって行く友人。挙げたらキリがありませんが、そこには成長痛が必ずあって、多かれ少なかれ誰もが変化に苦しむときがあったように感じます。
柊さんが仰っているように、最初から通しで読んで「あぁ」となったのが、奇数のチロルチョコなんですよね。そこに秘められた意図と、それをシェアされている方の困惑が渦巻いていて、世界は面白いなぁ。なんて感想が胸を痛めました。
作者からの返信
Askewさん、コメントありがとうございます😌
返信遅くなって申し訳ない。
奇数のチロルチョコ>
執筆した当時はコレ、この数を介してしか想いを伝えられなかった──というひーちゃんの「弱さ」を強調したものだったのですが、感想を頂いたきっかけに改めて読み返すと、こんなサインが想い人に伝わるわけがないのだから、これってこの娘なりのさよならというか決別の表れなんじゃね、「強調」されているのはむしろ強さでは──みたいなところに落ち着いて、ひとりエモいなとか思うておりました。
そうです、世界は面白いのです。