なんとも言い難い妖艶さが漂う

霧深いロンドンが目に浮かぶ。
古いフィルム映画のような始まり。
(もちろん人によるでしょうが)
アナログレコードのブツブツと途切れる音が始まり、ゆったりと女性ボーカルの声が聞こえる。

物語はゆっくりと静かに進んでいく。短編なのに重くて読みごたえがあって、とても素敵だと思った。

出てくる人物たちも魅力的です。