坂井 傑

いつかの夕暮れに

涙を亡くして来たのかもしれない

朝焼けの雨の予感が

心を沈ませたのかもしれない

大好きな思い出が

気持ちを ゆっくりと包んで

あの音楽が ブルーに漂った

小鳥 小鳥

小鳥が歌うように

涙を もう一度

そう

愛をはじめて知った青空のように

おもいきり泣いてみたい

明るい涙を

明日への涙を

求めてもいいですか

たぶん 淋しい風が

少し 冷えていたせいです

一雫

頬に熱が降りました






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坂井 傑 @sakai666suguru666

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