異世界転生ものへ宣戦布告。

赤キトーカ

予告

「とーかーとーかとーかとーかーなんなのなにしてるのさびしい」

「君も、カクヨム で書いていたよな?」

「ねえなんの話」

「先日のカクヨム からのメールマガジン、読んだ?」

「いいからーあそぼうー?」

「読んでないな、俺は頭に来てる」

「わたしもあたまにきてる」

「まあ、聞け! 読んでないならもう一度読み直してみるといい。カクヨム の書籍出版情報の欄だ。10冊くらいあるかな。もっとか」

「それで?」

「ジャンル、読み上げてみな」

「異世界転生。異世界転生。異世界転生。異世界転生。異世界転生。ラブコメ。異世界転生。、なにこれ?」

「いつからなろうになったんだ。開いてみれば、案の定、『第一話 突然の死』みたいな。」

「でも、関係ないんじゃない。売れてるから出すんだろうから。」

「決めた。俺が異世界転生を書いてやる。」

「もともと異世界みたいな舞台ばっかりだもんね、いいんじゃない。

あたし読んだことないんだけどまず主人公死ぬんだよね」

「、そういうルールなんじゃないのか。ノックスの十戒みたいな。決まり事?あとは、なんだ、序盤からいきなり凄い大ボスが出現するんじゃないか。」

「うん」

「それを異世界の力でゆゆーーで撃退して英雄扱いされる的な?」

「ドラえもんのリトルスターウォーズのラストのビッグライトが解けるシーンみたいな?」

「渋いなあ。あとはなんか、ロシアあたりっぽいかわいい名前の姫とか出せばいいんだろう。まず書いてみないことには。」


好きな作家がいた。

きっと彼女なら。

売れるものに文句をつけることはしないだろう。


主人公は、マ法使い。

目に物を見せるようなものを、書いてやる。












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異世界転生ものへ宣戦布告。 赤キトーカ @akaitohma

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