後半

 「ふぁ・・・・・・。」


 まぶたを擦り上体を起こすと外は日が傾き始めており、夕日が外を照らしていた。


 「お・・・・・・起きたか?」


 横で共に寝ていた彼が身を起こし、彼女を見る。


 出かけるときに持っていたあの剣が家の中を見渡してもどこにも無く、代わりにテーブルの上に積み重なった金貨と、綺麗に折りたたまれた衣服と靴が置いてある。


 彼女の好きな色であることから、自分の服だと彼女が察する。


 「うん、あれを換金してきた。」


 彼女の目の動きと表情を読み取り、彼がそう言う。


 「でもあれって、お父さんの形見の剣って・・・・・・。」


 彼が口癖のように言っていた「俺には父さんが付いている。」という言葉を彼女が思い出す。

 それほど大切にしていた物を手放すとは彼女には信じられなかった。


 「いや、いいんだ。父さんもきっと喜んでくれる。」


 代わりにこれを買った、と床から剣を取り出し、鞘を僅かに抜いて刀身をチラつかせる。

 刃こぼれが至る所にあり、切れ味も悪そうに彼女の目には映った。


 彼はかなり武具にはこだわりを持っており、その彼がそんなものを選ぶなんて想像ができなかった。

 

 「でも、どこで売ったのですか?」


 「盗賊の入っていた所がここにあるだろ?そこで売ってきた。」

  

 人目に付かず、窃盗した物を扱うあそこでならば安全なのだろう。

 かつて悪だと決めつけていたあの人らに助けてもらうなど、彼女は思ってもみなかった。

 

 「んで、馬車の時間も教えてくれたんだ。その時間を見計らってその剣を売って兵士を攪乱かくらんしてくれるらしい。」


 そう言って彼はいそいそと荷造りを始めた。


 俺さ、とその手を止めずに口を開く。


 「人目を離れて森の中で暮らさないか?お前、そこで暮らすのが夢といっていただろ?」


 冒険をしていた頃のとある夜に、退屈しのぎでした雑談。

 そんな時に何気なく彼女が口にした夢。


 「覚えてて・・・・・・くれたんですね・・・・・・。」


 彼女の両手に力が入り、目頭が熱くなる。

 

 「んで、落ち着いたらその・・・・・・子供とか作ってさ、静かに暮らさないか?」


 子供。彼女が彼との未来を思い描き、そして望んでいた幸せの形。だが。


 「でも、私・・・・・・汚れてしまって・・・・・・っ!」


 「俺がお前を好きという気持ちに変わりはないよ。」


 荷物から目を離し、彼女を見る。


 彼女の好きな、決意を秘めたあの眼差し。

 告白をされた、あの時の彼の眼差しを彼女は思い出した。


 つう、とその瞳から涙が頬を伝う。


 そんな様子の彼女を見てクサすぎたかな、と頭を掻き、再び荷物の整理へと戻った。


 「ほら、お前も準備。乗り遅れる訳には行かない。」


 彼女はその言葉に力強く頷き、ベッドから出て荷物の整理を始めた。


 

 ゴトゴトと揺れる車輪の音と馬のパカパカという規則的な足音。


 闇夜に紛れて二人は無事に町を後にし、馬車へ乗り込むことができた。


 馬車の中で彼女は彼の腕の中で微睡まどろんでいた。

 

 もう何かに怯える必要はない。

 もう彼に隠し事をしなくてもよい。


 その安心感と馬の足音とが睡魔を刺激し、久しぶりに夢を見る程に熟睡していた。


 森の中にある木でできた家と、そこで暮らす彼女。

 その傍らには小さな子供がおり、その子へ彼女が本を読み聞かせをしている。


 そして家の扉が開き、狩りから帰ってきた彼が我が子と妻とを抱きしめ、狩りの成果を彼女へ手渡す。


 彼と我が子が好きな食事を作り、3人で囲む暖かな食卓。


 燭台のろうそくがぼうっと3人の笑顔を照らす、そんな光景だった。


 「ん・・・・・・。」


 僅かな時間眠っただけだというのに、その体は大きな幸福感に包まれていた。


 横にいる彼を見ると、ボロボロの鞘に収まった剣を握っており、時折馬車から身を乗り出して前や後ろに気を配っている。


 「お、まだ寝ていても大丈夫だぞ?」


 「いえ、勇者様こそ寝てください。私はもう大丈夫です。」


 そうか、と彼が口にするものの、その目が閉じることは無かった。


 そういえば、と彼女があの看板の事を思い出す。

 

 「あの二人は・・・「あの二人なら大丈夫だろう。今もどこかでうまくやってるよ。」


 それはただの希望的観測に過ぎない。

 果たして二人がどうなったのか、それを二人が知る術は無かった。

 故に、それが虚構きょぞうで都合の良い思い込みでも、それを信じるしか無かった。


 彼女が頷き、彼の横顔を見る。


 充血した目はキョロキョロと物音に反応して動いており、そして両手を口元に持って行き息を吹きかけている。


 ふと外を見るとしんしんと雪が降ってきており、ブルッと彼女の体が震えた。


 彼へもう一度体を密着させ、頭を彼の肩に預ける。


 彼の方からも回した腕をギュっと強く彼女の体を密着させた。


 「寒い・・・・・・ですね。」


 「・・・・・・そうだな。」


 そうして暫く馬車に揺られていると、突然その揺れが収まり、馬の足音も止まった。


 異変に気が付き、彼が前の御者ぎょしゃに話しかけようと身を乗り出す。すると


 「・・・・・・追っ手か?」


 その胸を矢が貫き、無言のまま項垂れていた。

 そして周りの道にはそれと同じ矢が地面に刺さっていた。


 矢の扱いが苦手な者、もしくは複数人で一斉に射たのか、と彼が察知する。 


 そして聞こえてくる足音から、3人がこちらへ走ってくると知る。

 その足音は高い位置から徐々に低くなっていっており、山からやってくる何者かということを理解した。


 彼が剣を手に持ち、馬車から降りる。


 「私も援護します。」


 「ああ、助かる。」


 状況を理解し彼女が続いて馬車から降り、彼が買ってくれた短剣を手に持つ。


 彼が鞘から刀身を抜き出し、鞘を馬車の荷台にそっと置く。


 「3人来る。油断するなよ。」


 「はい!」


 城から逃げ出した時と比べれば、なんという事もない人数である。

 だが、相手は自分らと同じ知恵を持った人間。

 魔物と戦うのとでは訳が違う。

 

 深呼吸をし、二人は構える。


 「おい、ツイてるな。男は一人でしかも女がいるぞ。」


 「しかもあいつらって、お尋ね者の勇者一行なんじゃねぇか?」


 「おう、男はクビを跳ね飛ばして女は楽しんだ後に生きたまま引き渡すか。」


 獣の皮をなめして作った服に粗暴そぼうな言動から、山賊だと二人が理解する。


 彼は風の噂でだが、彼らが魔王を討伐してから魔物の数が減り、こういった山に根城を構えた者たちが増えたと聞いていた。

 そうして手頃な冒険者や商人を見つけては強奪、殺人を繰り返しているとも。


 とはいえ、追っ手ではないと分かり、彼が張りつめた緊張の糸を僅かに緩める。 

 そして3人が手に持つ得物を観察する。


 木を削って作ったであろうこん棒に、刃こぼれした短剣に、弓。


 「御者を狙撃したのはあいつか・・・・・・?」


 その山賊をみると、その矢筒の中には残り数本の矢しか入っておらず、大量の矢を消費したことを伺わせる。


 「うおおおおぉ!」


 こん棒を手にした者が雄たけびを上げて一直線に走ってくる。

 他二人と連携を取ろうともせず、わき目を振らずにこん棒を振り上げながら迫ってくる。


 「ふっ!」


 カンッ、と彼の剣がそれを受け止めてこん棒をいなし、そのまま横へ一振りする。


 が、その者は素早く後ろへ跳ねてこれを躱し、その攻撃が届くことは無かった。


 「速い・・・・・・それに・・・・・・。」


 自らの剣筋がにぶっていた。


 使い慣れてまるで手足の延長の様に使えたあの剣と比べ、今日買ったばかりの剣は重く、思うようにその力を引き出すことができなかった。

 そして歩けるようになったとはいえ、足の治癒がまだ完全でないために上手く体重移動ができない。


 だが、それでも先ほどの蛮族の身のこなしから体力を多く消耗するだろうと考え、長期戦へもつれこむ覚悟で彼は得物を握りなおした。


 彼が状況を確認する。


 弓の男が矢を番えており、もう一人の短剣の男がこちらへと走ってくる。短剣を胴あたりで構え、刃先を彼へと向けた状態で向かって来ている。

 あの姿勢ならば前へ体重が言っているために倒れやすい。

 よく動く方の足を後ろに引き、弓の男の方に目をやる。


 弓を引き終わり、それからヒュン、と空気が揺れる。

 すかさず手首を回して刀身を回転させ、その矢をそこで弾く。


 この近距離ならば流石に急所の部分に来るか、と判断し、目前に迫っていた男に足払いを仕掛けた。

 派手に彼の目の前に転がり、短剣がカラカラと地面を滑ってゆく。

 その男の心臓へ狙いを定めて彼が剣を突き立てる。


 「うがっ!」


 口から血を吐き、目を見開いたままその男が絶命した。


 やらなきゃやられていた、と自らに何度も言い聞かせ残りの二人を見る。


 二人は目に見えて慌てており、山の方と彼の方とを交互に見ている。


 「勇者様、山の中にもう一人山賊がいます。」


 僧侶が彼に耳打ちし、あごでその場所を指す。


 見ると確かにそこに山賊がおり、頭には仰々しい角の生えたかぶとを被っている。

 そしてその手には目の前の山賊の持つ弓よりも一回り大きな弓を持っていた。


 「あいつが殺したのか・・・・・・!」


 彼がその男を睨みつけると、その男があざ笑うかのように緩慢かんまんな動作で弓に矢を番えて彼目掛けて弓を引き絞る。


 ヒュン


 かなりの距離があるというのに、そのような音が彼の耳に届く。


 先ほどと同じように手首を回し、刀身で弾く。


 ガキンッ


 「ッ・・・・・・重いっ!」


 刀身がブルブルと震え、それを持つ手がジーンとしびれる。


 彼は弓を扱う魔物とも数知れず戦ってきたが、その威力はそれらと比べても五本の指の中に入るであろう威力だった。

 しかもそれらを倒した時と違い、今の彼の体調は万全では無い。


 ヒュン、ヒュン


 「速すぎる・・・・・・!」


 2,3の矢がこちらへほぼ同時のタイミングで向かってくる。


 一本目の軌道をなんとか見切り、彼が再び弾こうと刀身を構えるが


 ガキッッ


 刀身が折れる。


 「しまっ・・・・・・。」


 彼の意識と集中が一瞬途切れる。


 そして2本目の矢が彼の治癒しかけの足へと突き刺さった。


 「ぐあああぁぁ!」


 彼がその場で崩れ去る。


 傷口が開き、大量の血がドクドクと流れて地面を濡らす。


 矢は太腿を貫通しており、矢じりは血と肉片とで滴っていた。


 脂汗で額に水滴を作りつつ彼が前を見ると、先ほど地面を滑った短剣を手にした男がジリジリと警戒しつつ近づいてくる。


 「ゆ、勇者様っ!」


 「バカ、やめろっ!」


 彼の前に彼女が立ちふさがり、短剣を手にその男を見据える。


 「うあっ!」


 だが、その男の腕の一振りで軽い彼女の体が吹き飛ばされる。


 そして。


 「あ・・・・・・。」


 彼の胸に銀色の刃が付きたてられる。


 銀色の茎に赤い花びらの花が咲いた。

 それはひとしきり咲き誇った後にその花びらが彼の体を伝い、流れてゆく。


 その花は一凛だけではなく、続いてその茎が次々に彼の体に突き立てられ、その度に狂ったように赤い花が咲き乱れる。


 彼女がゆらりと立ち上がり、その柄が折れる程に短剣を握りしめ、彼の前でそれを振る男の首元にそれを突き立てる。


 「死ねっ!死ねっ!」


 何度も、何度も突き刺す。


 「死ね!殺す!お前だけは絶対に殺してやる!早く死ねっ!」


 その怨嗟えんさの度にそこへ凶器を突き立てる。

 首から赤黒い液体が飛び散り、彼女の好きな色に染めてある服が赤黒く染め直される。


 ふと我を取り戻すと、その男はとうに事切れていた。


 その男の体をどかし、周囲を見渡す。


 いつのまにか残りの山賊は消えており、山にいた山賊も姿を消していた。


 「勇者様っ!」


 彼女が彼の体を仰向けにさせる。

 傷つけられた胸と足とを見て、緊急性の高いであろう胸に手を当てて治癒魔法を施す。


 「大丈夫です。絶対死なせませんから!」


 彼女がそう口にするものの、治癒を施しているというのに傷は一向に塞がらず、血の流血も一向に止まらない。 

 

 止まれ、止まれ止まれ止まれ止まれ!


 手を強く押し込む事による圧力で止めようともしたが、それは悪戯いたずらに時を消費させるだけであった。


 「山賊は・・・・・・どうなった?」


 視点の定まらない目で彼女を見る。

 その顔は冷や汗をドッとかいており、唇は青くなっている。

 その体は寒さと失血により震えていた。


 「山賊なら消えました!」


 治癒魔法での回復をあきらめ、急いで馬車の中から法衣だったものを取り出し、それを特に出血の激しい箇所にあてがう。

 瞬く間に白かった布が朱に染まり、彼女の顔が青ざめる。


 再び治療魔法を試みる。

 その手からは体の限界を超えた事により、皮膚が剥がれて出血する。


 「俺・・・・・・どうなってる?」


 「もう少しです!もう少し頑張ってください!」


 ようやく一つ塞がった傷跡と周りの赤とを彼女が交互に見る。


 どうすればいい、どうすれば彼は助かる?

 何十、何百と思考を巡らせるが、そのどれも彼を救う事はできない。


 彼の苦痛が長くなるだけであった。


 やがて、彼のする呼吸が普段のそれとは変わり、異様な数と間隔となる。


 俺さ、と消え入るような声で彼が喉から絞り出す。


 「お前と、魔法使いと盗賊と・・・・・・旅ができて、楽しかったよ。」


 「もう喋らないでください!」


 彼はその言葉を最後に、目を閉じた。


 それから暫くの時が立ち、ついに彼に空いた穴は全て塞がった。


 「やっと傷が塞がりました!起きてください!」


 彼女が彼の体を揺する。


 彼の顔は安らかな顔で横に揺れた。


 はらはら降ってきた雪が彼の頬に着地する。

 それは解けずにそこに留まった。


 「勇者様?」


 手を握る。


 冷たい。


 額に手を添える。


 とても冷たい。


 胸に耳を当てる。


 何の音もしない。


 「嘘、ですよね?」


 彼は冗談を言う人ではないがこれからの生活の事を考えてするようになったのか、と一瞬思うが、その理性が理解したくない現実を叩きつける。


 「私・・・・・・は・・・・・・。」

 

 聖女だった自分に新しい生き方と新しい出会い。そして人を愛することを教えてもらった。

 その人が、彼女の目の前で眠っているかのような顔でそこにいる。


 「つぅ・・・・・・うぁ・・・・・・!」


 最後の言葉は、自分に対する感謝の言葉だった。

 彼らしい誠実さだった。


 目から大粒の涙が零れ落ちる。


 「どうして・・・・・・。」


 彼が死ななければいけないのか。


 魔王を倒した英雄のはず。

 彼は最後まで人が平和に暮らせる世界を夢見ていた。


 だが、今はその人間共の裏切りによって命を落とした。


 せめて彼の最後の言葉が感謝の言葉などではなく、人に対する怨嗟や憎しみの言葉だったらどれほど良かっただろうか。

 そうすれば、この激情に身を任せる事ができるというのに。


 傍に転がっていた血に濡れた短剣を震える手で取り、自らの喉へと突きつける。


 「おい、男の方はもう死んでるぞ!」


 その時、後ろから声がする。


 「これで首を差し出したら金貨50枚だな!」


 「いや、女もいるから金貨100枚だ!」


 人の顔の付いた獣の声に、彼女の中で何かが生まれる。


 「例え貴方が人を憎む資格が無いと思っていても。」


 冷たくなった彼の手を握る。


 「私が、人を憎んであげます。貴方を忘れない様に、絶対に許しません。」


 その頬に口づけをする。


 「だから、もう少し待っててください。」


 腰を上げ、その獣らと対峙する。


 「あぁ、そうか。」


 彼女がそれらを見ると、その動きがビタリと止まる。


 突然体の自由が利かなくなった事に戸惑いの声ともがく声を上げる。


 彼女だった存在がカツカツと歩いていき、一人の首に人差し指を添え、横になぞる。

 すると、その部分にツーっと血が滲み、ズリュっと音を立てて首が落ちる。

 その断面から噴水の様に血が流れる。


 「ば、バケモンだ・・・・・・!」


 自らがしたこととその声に呆気にとられるが、すぐに次の首の前へ行き、同じように首を切り落とす。


 そうして全員の首が無くなって辺り一面に血の海を作ると、すっかり冷たくなった彼の体を抱きかかえた。

 筋肉が落ちているとはいえこんなに彼の体は軽くなっていたのか、とソレは冬の道に消えていった。



 やがて、かつて魔王を討伐するべく勇者と冒険者を迎えていたとある王国は一夜にして滅び、今では魔王の座する城へと成り果てていた。


 その魔王の脅威と残虐さには近隣の村と他の王国も恐れ、かつて魔王を倒したあの勇者と、その子孫探しに躍起になっているとの事。


 

 「あの、勇者様は魔王を倒したら何をするのですか?」


 「俺は・・・・・・何も考えてない。」


 「私は、森に棲んでみたいなー、なんて。子供の頃に本で見て憧れを持って・・・・・・。」


 「森か・・・・・・いいな、それ。」


 「えっ、笑わないんですか?教会でそれを言ったら殆どの人が笑うもので・・・・・・。」


 「いや、いいんじゃないか?俺も海の近くに住んでみたいし。」

 

 「えー、海ですか?ちょっとそれは想像できないです。」


 「そ、そうか・・・・・・?あ、そうだこれ。魔王を倒してから渡すか迷ったんだが・・・・・・。」


 「えっ・・・・・・これって・・・・・・。」


 「聖女という立場はちゃんと理解しているつもりだ。でも、俺・・・・・・お前と結婚したい。」


 「わ、私なんかでいいんですか?他にふさわしい人なら・・・・・・姫さまもいらっしゃいますし!」


 「お前と一緒に、歩いていきたいんだ。でも、もう心に決めた人がいるなら俺は・・・・・・。」


 「そのような方はいらっしゃいませんが、本当に私で良いのですか・・・・・・?」


 「ああ、お前の事が好きなんだ。」


 「っ!嬉しいです・・・・・・!私も、貴方の事が大好きですっ!」

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魔王の消えた世界で 一ノ清カズスケ @yoshida-kazu

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