蒐集家によって集められた奇談達。それらは、様々な恐怖が詰まっている。
- ★★★ Excellent!!!
何やら怪しい一冊の手稿が手元に届く。
その手稿をゆっくりと捲り始めると……。
それは、全国各地に纏わる逸話だという。
その話、一つ一つには、摩訶不思議な怪異という要素で満たされているという。
それは、悲しみで有ったり、恐れで有ったり、又は理解出来ない不思議な現象。
それらは、まことしやかに語られているという話らしい。
それらは、何かの感情がその土地や物に、縛られて伝えられているのだそうだ。
各話が、まるで伝承の様に語る独特な語り口が巧妙で、読み手を引き付けて離さない。
さあ、今宵の百物語が、今、幕を開くのだ……。