人物の解像度の上げ方が秀逸です。

読み返しされた方は理解頂けると思いますが、登場人物の解像度の上げ方が秀逸です。

目線が違う時に、相手の態度が急変したり、突拍子のない事を言い出したり、よく分からない態度を取ったりする場面がありますが、読み進め解像度が上がると、成程こう言う事だったかと感心します。

何度か読み返すと相手がなぜそんな態度を取るか、言い換えた言葉や飲み込んだ言葉も想像ですが、なんとなく分かる様になります。

書籍版は加筆、修正もありますが、幕間、番外編だけでもカクヨム版にはない、ターニングポイントになった、あの日の別目線等が、書かれておりますので、解像度が上がり、かなり深みが増しますので、買って良かったと思う内容です、書籍になっていない、カクヨム先行分を読む上でもお勧め致します。

書籍6巻も楽しみにしています。


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