「本気のツンデレ、本気の恋」というキャッチコピーから、どんなに情熱的なお話なのかと思っていたのですが、確かに「本気のツンデレ」については異論はありません。しかし、現在のところ、「本気の恋」については大いに疑問です!
お話のかなりの部分が、ヒロインと主人公のツンツンした会話に占められております。
よくあるツンデレがツン成分90%に対してデレ成分10%ぐらいだとしたら、このお話では、ツン成分99%に対してデレ成分1%ぐらいしかありません。
「本気のツンデレ」とはよく言ったものです。
しかも、デレているところは素っ気なく書かれているので、心を込めて読まなければ気づかずに読み飛ばしてしまう危険性すらあります(笑)
ツンツンした会話ばかり見ることになるので、甘々を求めていた読者にとっては合わないかもしれません。
しかし、私にとっては、その、主人公とヒロインのツンツンした会話が面白いのです。
今のところ、コンスタントに1日1話のペースで発表されているおかげで、日々発表される主人公とヒロインとのツンツンした刺激的なやり取りを読むことが、毎日の楽しみになってます。
結構な文章量があるのですが、それが苦にならないぐらい面白いです。
読ませてしまう作者のセンスが素晴らしいのだと思います。
ツンデレなので、お話が進むとデレ成分の方に重点が移っていくのかもしれません。
あるいは、「本気の恋」の方に重点が移っていくのかもしれません。
しかし、私は、そうならずに、サザエさん時空のごとくずーっとツンツンのまま続いていってほしくて、そのためにお話が終わらなくても構わないとすら思っています。