ドキドキ(びっくりする意味で)とドキドキ(胸が高鳴る意味で)

じゅん麗香先生の著書を手にしたのは二度目になります。前作はミステリー感溢れる作品でしたが、今作は美を追究するあどけない少女とその周辺の人物達の痛快な物語です。

読んでいく途中で「はは~ん、これは」と誰もが感じる事かと思いますが、その予定調和に向けて様々な出来事が起こります。皇女シャルロットに「早く気づけ!」と思いながらワクワクして読ませていただきました。

また、人物から衣装から建築物から銃に至るまでかなり知識を取り込んでおられて描写が目に映る様で素晴らしかったです。挿絵も大変素敵でした。