第43話 そういえば
授業が終わる
↓
バイトも終わった
↓
暇だしなんか書くか
↓
めちゃくちゃ久々にでけた←今ココ
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2学期が始まり数日が経った。二学期最初の俺と黒川の間にあるような気まずさはもうない。
俺たちはいつものように中庭でお昼ご飯を食べていた。最初こそ、死ぬほど嫌だったものの人間は適応していくものだ。周りの人たちもすでに気にしなくなっていた。ただ俺に対する目つきはきつい。主に男子だが地でも流しそうなほどに顔をゆがめてっこっちを見ている。そんなに睨むくらいなら誘ったらどうだ。
ちなみに俺が食べているのが黒川の弁当だと思ったそこの人。残念ながら俺は自分の弁当を持ってきている。さすがに毎日俺の分まで作ってこようとする黒川に耐えられなかったというのもある。料理を教わったお礼にしてもあまりにも手厚すぎる。
丁重にお断りさせていただいた。その時に何だか黒川は不服そうな顔だった気がするが気のせいだろう、うん。
「そういえばもうすぐ運動会だな。」
智也が何気ない一言を放った。
「っ⁉」
隣で黒川がピクッと動いた気がするが気のせいだろう。
「そうだな。でも去年もあったじゃないか。」
「「はぁ~。」」
智也石崎コンビがそろってため息をつきだした。俺なんかまずいこと言ったか?
「紗帆ちゃんは転校生でしょ?運動会で何やるかなんてわからないでしょ?」
「あ~。」
石崎にそこまで言われてようやく納得がいった。さっきの発言は確かに無神経だったな。
「ごめんな、黒川。俺の配慮が足りなかった。」
俺は素直に謝った。
「ううん、気にしないで。」
「そ、そうか。」
ほんとはこんなどもったような返事をせずに返せるのがいいのだろう。だが一瞬見間違えかもしれないが黒川の顔が悲しげに見えた。
「それよりさ、この学校の運動会って何か特徴あるの?」
そんな俺の思考はさておき黒川から質問が上がった。この学校の運動会の特徴か・・・。
う~ん。
「「「ないな(ね)~。」」」
思わず3人で被ってしまった。やはりみんな考えることは同じようだ。
「そ、そうなんだ。」
心なしか黒川のテンションが低そうだ。確かに普通の人にとっては運動会は楽しいものだと思われる。なんでそんなにはっきりした言い方ができないのかって?それは俺が楽しめる側の人間ではないからだろう。
運動会といえばチーム一丸となって優勝を目指す行事だ。そう大事なのはチーム一丸となってということだ。そう協力するものなのだ。自慢ではないが俺はまともな友達がほとんどいない。
教室でも集団が苦手すぎてすみっコぐらしをしているほどなのだ。そんな奴が楽しめるだろうか?否である。
得点競技でも自分が活躍したのか逆に活躍できなくても全くわからない競技である綱引きを選ぶほどなのだ。
そんな奴が楽しめるわけがない。
「あっでも面白い競技があってだな。」
「なになに?」
やばい、この表情の智也はまずい。なんだか嫌な予感がする。だがしかし止めようにも黒川が興味を持ってしまっている。石崎は何かを察したのかものすごくいい表情だった。
どうしよう今すぐ帰りたい。
そんなわけにもいかないのでおとなしく黙っておく。
「二人三脚というものがあってだな。」
あっ(察し)
「去年は私と智也の二人で1位だったんだよ。」
智也の説明を引き継ぐように石崎もしゃべりだした。
「おー・・・うん?っえぇぇぇ!?」
1位というのに感心していたのだろうが急に大声をあげてびっくりしている。
いやまぁ、気持ちはわかる。基本的に高校生ぐらいの年代の運動会の種目は男女別だ。だがしかし他にもいつかあるものの二人三脚は男女でペアを組むものなのだ。
一部の男子などはものすごく熱くなるのだ。俺には理由が全く分からないのだが。
「どう、紗帆ちゃん?運動会楽しみになってきた?」
「楽しみだよ、ねぇ大城君。」
「おぉ。」
石崎の質問に黒川は笑顔で答えた。満面の笑みだった。
その顔を見たおかげなのか俺の心の中の罪悪感も少し軽くなったような気がする。
なぜ、最後に俺に声をかけたのかわからないが。
俺は絶対に男女混合種目なんて出ないぞ!絶対にな!
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トウカイテイオーはいいz(殴)
こんなめちゃくちゃ不定期な更新の作品にもかかわらずフォローや感想など本当にありがとうございます。次の更新を早くすることができるかどうかは分かりませんが気長にお待ちいただけると幸いです。
VR内での俺の彼女がうちの学校に転校してきたのだが 七草 みらい @kensuke1017
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