第3話
「うっ…あっっ…」
男達が自分の腹を抑えながら声にならないようにうなる。
「お前…能を使った…な。」
男達が俺に向かってそう言った。
「使ったけど?」
俺は素直に答える。
「どんな能力だぁ?」
男達は大声で俺に言う。
「言うわけないだろ?」
そう言うわけがないのだ。自分の能力が何なのか話すと言うことは、自分の能の弱点を言うようなもの。まぁ最も、俺の場合は話したところでどうにもならないが。
「そうかい。まぁ、今日のところは許してやる」
そう言い、男達は帰って行った。
「あ、ありがとうございます。」
女の子が怯えながら言った。
「いえいえ、ただ通りがかっただけなので気にしないで下さい!では」
俺はその場を足し去ろうとした。
すると女の子が
「私も連れって行ってください。」
と言ってきた!
(はぁ、面倒なことになったな)
と思いつつも、
「仕方ない、来たければ来い」
と言った。
すると、女の子は凄く嬉しそうに
「はい!」
と答えた。
異能力で世界最強 富サミヤ @jjeac110
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