革命後の街で少年と少女は出会う。


生まれて間もない頃、国で革命が起き、唯一逃げ延びた王族の少女、アデライド。

革命から15年の月日が経ち、アデライドは身分を隠し反革命派として祖国に戻る。

そこでアデライドは軍人の少年エリクと出会い、街の様子を案内してもらうことに。人が賑わう革命後の街の姿を見て、教えられていた事と違うことにアデライドは困惑してしまう。


革命前の国の様子を知らないアデライドとエリクが、革命後の街で「自分が正しいと思ったもの」を見つけ出す物語。



反革命派アデライドと革命派のエリクですが、互いに教えられていた革命前の話と革命後の街の姿しか知らず、革命について真っ直ぐに向き合っていく姿がとても胸に刺さるお話でした。

ちょっと焦れったく、初々しい2人の関係も見物です。