『僕』の存在は、自分自身の記憶に思えてしまう物語。

読んでいるうにち、朋桐さんのことを考えている『僕』の存在が、自分と重ねて見えました。
切っ掛けや背景は違くても、男子が女の子を初めて意識した瞬間は、この物語に出てくる『僕』のような気持ちだった気がします。
読んだ後、自分にとっての朋桐さんが誰だったかを思い出すような作品です。

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