概要
私、扁桃腺を取り出すことができるの
「私、扁桃腺を取り出すことができるの」
ある日、少年は少女の秘密を目の当たりにする。
彼女の口から這い出した扁桃腺。
それは、神秘的な儀式であり、扁桃腺という彼女の聖域であった。
ある日、少年は少女の秘密を目の当たりにする。
彼女の口から這い出した扁桃腺。
それは、神秘的な儀式であり、扁桃腺という彼女の聖域であった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不思議な扁桃腺
この物語に出てくるヒロインは、扁桃腺を動かすことができる。小学生の時に男子を真似ていたらいつの間にかできていたのだという。
これは、ああ。ロリータの映画版でもみたな。ロリータがハンバートに「顎が動くのを見る?」と笑顔で誘うシーン。
まあ、この物語の主人公はおそらくヒロインと同い年だろうし、ロリータとは違う艶かしさを扁桃腺で感じさせてくる。この扁桃腺で艶かしさや恋の甘さ、苦さを感じさせるというアイデアや描写は実にシュールだ。それでいて、とても背徳感があって読む側もハラハラさせられる。後ろから何を読んでいるか見られているような気がして。
扁桃腺で動く恋物語、珍しい作品の上に恋の描写もどこか異質で…続きを読む