最後にこれだけは言いたい
結局のところ、何の話だったんでしょう。恋愛小説(もしくはラブコメ)に対して思っていることをごちゃごちゃと並べただけになってしまいました。
言いたいことも言い尽くして、最後にぼんやりと思ったのは「想いに対して誠実な恋愛小説(もしくはラブコメ)が増えたらいいんじゃないかなぁ」でした。
自分自身と向き合って、キャラクターを創り上げて、「ふたりぼっち」や「二人きり」の「想い」がなんであるかを突き詰めて、「想いに対してどうあったか」が描けたら、それは世界で一つだけの、自分だけの、自分のための恋愛小説(もしくはラブコメ)になってくれると思います。
だからまずは服を脱ぎましょう。全裸でパソコンなりスマートホォンと向き合いましょう。恥ずかしいことを臆面もなく書きましょう。言わせましょう。プロットとか書かなくていいです。計画とか作戦とか流行り狙いっていう頭は全部、自分の気持ちを曇らせる原因です。嘘の感情の始まりです。深層の自分と向き合って、どんな結末を迎えるか見守りましょう。
そうして書き上げた渾身の一作は、ほとんどの人には無意味に見えて、人気なんてとても出ないことがほとんどでしょう。
でも、どこかの誰かが、似たような気持ちを抱いた誰かが偶然、本当に奇跡みたいな確率でその物語と巡り会って、少しでもなにか「想う」ことがあってくれたなら――多分、その人にとっていつまでも忘れられない物語になるんじゃないでしょうか。
そういうのって、素敵ですよね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
神崎ひなたの杯盤狼藉カタルシス 神崎 ひなた @kannzakihinata
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