第208話 キャラクター設定 ③/おわりに

【ミドリー】

 年齢:38

 身長・体重:190cm・82kg

 階級:治療師(ヒーラー)

 職業:神官

 魔法属性:光(治癒 蘇生は不可)

 容姿:色黒・スキンヘッド・筋肉隆々



『オルヴィルカ』の神官。この世界の神官は「神の声が聞こえる者」として権力者であるのだが、非常に気さくで親しみやすい。

 人望も厚く、老若男女問わず人気者。

 筋肉隆々なガタイの良い体格をしているが所詮は治療師のため戦闘能力は人並み。グランドグロスは打てない。



《コメント》

「治療師がゴリマッチョだったら面白いな」という興味本位で出来上がったキャラクター。由来は属性魔法の色である「緑」



 なお、14話のサブタイトル「この神官、グランドクロス撃てそう」はドラクエネタ。僧侶と武道家を極めたパラディンという職業がグランドクロスという強い技を覚えるのです。いつものスーパーマニアックな小ネタを挟みたくなる病が発病した結果ですね。




【フーリ】

 年齢:25

 身長・体重:178cm・75kg

 階級:錬金術師(アルケミスト)

 魔法属性:風(防壁・瞬間移動・移動速度上昇)

 容姿:緑髪ツンツン頭

 愛馬:セントリーヌ(雌)



『オルヴィルカ』のギルド職員。セリナの先輩でアンジェの幼馴染。

 錬金術師だが、馬の扱いに長けているので御者としての仕事のほうが多い。

 商人の父を持ち、幼少期は点々と暮らしていたが、錬金術師になってからは馴染みのある『オルヴィルカ』に移住する。



 兄貴気質で後輩のセリナのことも妹分として可愛がっていたし、余所者であるムギトとリオンのことも気に入っていた。

 アンジェがああなる前から知っている貴重な人物で、アンジェの変貌に一番驚いたのも彼。



《コメント》

 ビジュアルモデルはFateのアキレウス。由来は「風っぽい名前」

 最初はちょい役のつもりだったのに、「アンジェの幼馴染」にした途端めちゃくちゃ動き出して、結果準レギュラーに昇格。葛来作品ではあるある。

 とても扱いやすい好きなキャラです。



 なお、愛馬のセントリーヌの由来は「どうぶつの森」のセントアローちゃん。

 ここからタガが外れたのか、脇役を「どうぶつの森」のキャラから取るようになりましたとさ。



 後日談でアンジェの家に下宿する流れになりましたが、「彼ならやりそうだな」という感じで決してベーコンレタスな関係ではないです。断じて。




【ライザ】

 年齢:44(人間換算で22)

 身長・体重:175cm・68kg

 階級:銃士(ガンナー)

 魔法属性:水(飛沫にして飛ばす)

 武器:水核銃

 容姿:短めな青髪・エルフ耳



 リオンの腹違いの兄であり、エルフの長。年齢は若いが、ハーフエルフである義弟リオンを護るために戦闘力で成り上がった。

 非常に可愛らしい端正な顔立ちのため、女性にモテる。実際里の女に誘われ、家を空けることも。だが、事の発端は「抱かせてやることでリオンの迫害を防ぐ」であり、当の本人には恋愛感情はない。



 父親似。リオンも父親似なため、義兄弟であっても顔は似ている。忘れ形見であるリオンのことを誰よりも大切に思っており、別れてからもきちんと生存確認をしていた。(本編未記入)



《コメント》

 母親は人間、父親は同族に殺害され、継母は義弟を生んですぐ病死という「こいつ、本当に脇役か?」と思う程えぐい過去を持つ作中トップクラスの苦労人。

「作品が違ったら、主人公だったんだろうな」と感じるくらい色々と濃いキャラでした。ブラコンだけど。



 由来はイメージソングであるamazarashi「アイザック」から。聞いているうちにキャラクターが出来上がりました。タバコが似合う曲ですので、ぜひ一聴を。

 このイメージソングの影響でライザも喫煙者に。でも、見てくれだけでも大人になりたかったんでしょうね。



 「ちょっとくらい得意な話を入れていいだろう」と思った結果、彼の過去で丸々一章使ってしまいました。めちゃくちゃ脱線しているので反省はしていますが、後悔はしてません。



 基本的にエルフ族はライザ・リオン兄弟の二強なのですが、転載していた「小説家になろう」で「エルフって高い魔力を持つ強い種族のはずなのに、他のエルフが弱いのが気になる」というご指摘をいただいたことがありました。

 


 これは言われるまで気づきませんでした。確かに一般的なエルフってそうですよね。フリーレンも強いですもんね。



 しかし、私の中のエルフはドラクエ基準……というか、Ⅳ・モンスターズⅢのロザリーのイメージが強く、「希少種で人間に狙われる弱い存在」という立ち位置でした。ということでこの作品のエルフは魔力は高いけれど戦闘力は低いです。いや、戦い方を知らないだけなんですけどね。



 ノアと違い最後までムギトの名前を呼びませんでしたが、憎まれ口をたたきながらも、ムギトのことを気に入ってました。ただ、素直じゃないだけ。本当、この性格でめちゃくちゃ苦労しているでしょうが、彼が「良い子」ということはみんなわかっているのも可愛いですよね。お気に入りのキャラです。



【おわりに】

 以上で主なキャラクターの説明は終了となります。

 こんなに長い話なのにほとんどプロットを作らず、ライブ感覚で書いたので「私が考えた」というよりかは、「彼らが作り出した」作品となりました。



 含みのある終わり方ですが、続編ありきで書いたのであんな形に。

 しかし、こんなに長くなるとは当の本人も思っておらず。よい子の皆さんはちゃんとプロットを書きましょうね。これは完全に作者のミスなので。



 けれども構想だけはあるので、機会があれば書くかもしれません。※予定は未定

 そんな時が来た暁には、もう一度彼らの物語に付き合ってくれると幸いです。



 長々となりましたが、今度こそここで一旦区切らせてもらえればと思います。

 改めて、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 それでは、また別の世界で。


2024.2.8

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転生するのにベビー・サタンの能力をもらったが、案の定魔力がたりない 葛来奈都 @kazura72

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