第17話 吾輩は矛盾の上に咲く花
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「あぁ……あぁ?」
なんだろう……寝すぎとはまた違った感覚。友達の結婚式に一時間遅刻して出席の有無をどうしようかと迷ったような感覚。ご祝儀はどうやって渡そうとか、そんな感じの遅すぎた感。
「セバスチャン、吾輩はどれぐらい寝ていた?」
「朝前に寝て、夜に起きてますので……12時間ぐらいですかね」
「12時間……いつも通りだが、やけに寒くないか?」
「そうでもないですよ。異常気象ですね、日本は。あー、やだやだ」
「…………」
そういうものなのか? 地球温暖化だから暑くなかったかしら?
むしろ、汗だくで過ごしてたような気がするのだが、どうにも寒い。これはコートが欲しいぐらいだ。金がなくてコートなどないのでマントだけだが、寒いな~( 一一)
「寒い」
「温めましょうか? 蝙蝠肌で」
「ザラザラするから、いや」
ということで吾輩です。ずっとデットエンドです。
混戦乱戦超カオス編はまったく何も考えていなかったので、むしろ当初の予定になかった部分なので大変です。何が大変ってすさまじいボリュームになりつつあることです。まぁ、四つぐらいの物語を同時に動かしているので頭もバグります。
おまけにカオスなんていうぐらいだから、もうグチャグチャです。
予定も何もしてなかったから、登場人物殺しそうです_(:3 」∠)_。
考えて考えて書いてますが、まぁー神様軍団も出して国立研究所も出して、出しまくりの大盤振る舞いで脳みそがスカスカです。この後の構想とのズレとか考えつつ、なんとか頭では出来上がりまして、よしよしと書いている次第です。
で、やっとのことで達成しました。
塵も積もれば山となるです。
こんな吾輩でもいけました。苦節何年か忘れぐらいですが、ようやっとです。
『10万PV達成』
吾輩からすれば大目標のこの達成感。来ましたよ。
やればできる、やらなきゃできない何事も、ということでやりました。
長かった……ような………早かったような。
もっと、かかる気もしていましたがやりました。
あとは、星100目指して当面は頑張る所存です。だいぶ、これはかかりそうな気がしますが……星が消えたりするのでね。増えても、減るような現象が多いのですよ。悲しいのですけどね……。
まぁ、気が向いたらでいいのです。星などはいいのです。
嘘です。
欲を言えば、何か感想は欲しいところです。
けど、いいのです。読んでひっそり楽しんでてくれれば。
あれば嬉しい、なくても嬉しい。そんな矛盾でいるのです。
ニンゲンは矛盾の上に咲く花。ないものねだりです。
アタマがお花畑、吾輩です。
「旦那、ひとまずおめでとうございます」
「センキュー」
「次は百万PVですね」
「…………」
遠い……遠すぎるよ。死んじまうのではなかろうか?
いくのか? 百万とか? いけるのか、吾輩は??
10万も奇跡的なことに思える。ならば、100万の奇跡もないとは言い切れない。
信じよう……自分を。いける、いける。吾輩なら、いける。
「いけますよ、旦那なら」
「センキュー」
と、自己暗示をかけて吾輩は眠りにつく。
《つづく》
バンパイア物語4「奇跡なんか…最初っから起きるわけねえだろ…自分でムリヤリ起こさなきゃ自然に奇跡なんか起きるわけねえっつってんだッ!」 ハギわら @hagiwarau071471
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