概要
可哀想、そんな言葉を聞いたのは婚約が決まった直後だった
私の婚約者は可哀想な人である。
容姿端麗、頭脳明晰、性格は若干……いやだいぶ悪いがいつもは猫をかぶって聞き分けのいい小悪魔系我儘美少年のふりをしているので、割と人に好かれている……らしい。
だけど、いいや、だからこそ可哀想に。
神様、というか王様は酷だ。
あんないい人の婚約者を、こんな私にするなんて。
容姿端麗、頭脳明晰、性格は若干……いやだいぶ悪いがいつもは猫をかぶって聞き分けのいい小悪魔系我儘美少年のふりをしているので、割と人に好かれている……らしい。
だけど、いいや、だからこそ可哀想に。
神様、というか王様は酷だ。
あんないい人の婚約者を、こんな私にするなんて。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?