第4話 モンスターコイバナ

バレンタインに続いて…

恋愛に因んだお話をしていこうと思う。


私には好きな人がいる。その事実は前回の話で明らかとなったわけだが…ぶっちゃけ読者様のお顔が見えないのでこれだけぶっちゃけられるのであって、普段の私はクールを気取っているので周りに悟られることは少ない。てかない。

しかも、私は結構嘘をつくのが得意な方らしい。

一回だけ友達に言ってみたのだ。

 「好きな人ができた。」と。

もうね、すんごい食いつくよね。じぇーけー。

めっっっちゃ釣れたんやけど、ちょっと言うの照れ臭くなったから、嘘ついてみたんですよ…だったらあっさりピンチを乗り越えられてですね。

そこからちょっと…友達に今更言いづらくなったわけです…あの時嘘ついてなかったら今頃スッキリできてたのに…と。ちょっぴり後悔している。

ただただ、コロナのせいでお休みになった分の学校で、どれだけ仲良くなれただろうかと、ありもしない空想を描いている翡翠ですが。

…多分ね?バレンタインのお話の最後で本命渡したって書いたけどね、多分ね?相手には気づかれてないかと思われるのですよ。







これ確実な。







…いやっ。ね〜っ!

あの。あのね。無理あるじゃん?

いや、恋心をね、自覚したのね、バレンタイン当日よ??しかも私のかわいい彼氏持ちの前書いたフレンドがね、気づかせたんだよ。当日に。いやーー。

そんなことさ、思ってもみなかったからさ?その分の本命なんて用意してるわけないじゃないですか〜。やだー。そんなん気付いてたらその前の夜寝れてませーん。翡翠はチキンやねん。ドキドキして寝れませんッ!だってやで??私ね…結構他人に興味がない性質がありまして。クラスメイトとか正直どうでもいいねん。だから、人の色恋沙汰もどうでもよくてですね…あんまり…じゃない。誤魔化さずに言う。鈍チンなのだ。これは天然が入ってるまじもんでかわいい鈍さではない。周囲のことについて考えるのがめんどくさいだけなのだ。そしてそれが進行してしまったというか、私の大事な人(親友とか家族ね。)以外はどうでもいいという、それこそ友達ってゆーても所詮他人やん精神から来る考え方のもと今まで生きてきたせいでこんな風に育ってしまった。可愛くない娘でごめんね。


だ、か、ら!

好きな人ができたという事実にとても困惑した。

そう!とてもだ。

いや、どうすればいいん?話しかける??でももうクラス替えも近いで??意味なくない??でもなんか他の女子と話してるところ見てしまったらなんかモヤモヤする!?なんで??え、てか自分の女子力があまりにもないことに気づいた…ショック!自分磨きせな!いややっぱりめんどくさいから勉強しよ!


…ってなる。思考回路がめちゃくちゃで考えがまとまらない状態。いわゆるカオスな状態が翡翠の頭の中で起こっている。誰か私のことを助けよう??いや助けてくださいお願いします。








…てかさ、世の中の女子高生はさ、こんなにあれなん?好きな人の一挙一動でテンションが上げ下げしたりさ、モチベーション違ったりするもんなん??

え。めっちゃ大変じゃない?それって。もう翡翠死にそう。



メッセージ来るだけでめちゃ嬉しかったり、

挨拶できただけで朝からやる気でたり、

笑ってくれただけでドキドキしたり、

席替えするだけやのに、神様に祈ってしまったり、

登下校中とか、ぼーっとしてるときでも顔浮かんできてしまって恥ずかしくなったり、

服買うだけでも好みってどんなんなんかなとか思ってしまったり、

デートするところとか妄想してしまったり、

ご飯食べてるところ見て、幸せそうやなぁって思ったり、

部活頑張ってるところちょっとだけ見に行ったり。






ええええええええ。





一言で言うと。

好きが溢れて大洪水なんですけど。





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女子高生の日常。 翡翠 @924bellelune

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