最後に
工房 空刻の心象風景にして、彼自身
このスペースは、空刻の妻、はるみ夫人の協力を得て、空刻の自宅の工房を可能な限り忠実に再現しています。
この工房は、彼の生み出す作品の母胎であり、同時に彼自身を最もよく表している一つの作品だと言っていいでしょう。
乱雑でありながら機能的。冷淡でありながらどこかキッチュ。人を寄せ付けない雰囲気を持ちながらどことなく温かい。
時代とともに歩み、メガネという宇宙を人々に描いてみせ、流星のようにこの世を去った天才メガネ作家。空刻究人。
本展を経て、その名前が今までよりも深い意味を持って皆様の胸に記憶されるようになれば、これ以上の喜びはございません。
本日は、本展への御来場、誠にありがとうございました。
──曇りなきメガネは、世の中を見通す
空刻究人
*** 了 ***
One and only 〜空刻 究人 美術メガネコレクション展〜 木船田ヒロマル @hiromaru712
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます