元ネタ(誰得)解説編
一日目解説
はい、始まりました。誰得コーナー、「妄想は身を滅ぼす」の元ネタを全部解説する番外編です。
今回は第一話。
『リングコーナーに座った
元ネタは「あしたのジョー」。真っ白に燃え尽きた主人公、矢吹ジョーが気絶したとも死んだとも分からない、しかも笑みを浮かべて座っているシーンはセンセーションを巻き起こしました。
『アニメで女の子のあそこを隠す謎の光線並に白い。』
倫理上放送できない女の子の局部を隠すために施される画像処理。葉っぱで隠す、ビール缶で隠すなど、いかにハラハラ感を演出しつつ遊ぶかがアニメーターの腕の見せ所です。
『
もちろん、「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジです。彼の内面(心の中)は、電車の座席に一人きりという表現をされていました。にもかかわらず、第弐拾伍話と最終話で描かれた彼の内面は、真っ暗な空間にパイプ椅子しかないという衝撃的な進化を遂げていました。まさに虚無。制作上の理由とは言え、かわいそうでした。
『……思い出せない。
元ネタは、「うたわれるもの」の主人公ハクオロです。いつも周りのヒロインたちに振り回されオロオロしていることから、いつの間にか「ハクオロオロオロ」という珍称号がファンによって与えられました。公式称号は「好色王」。
『ああそうだ、スクーターで走ってたんだ。銀さんばりに。』
元ネタは、大人気マンガ&アニメの「銀魂」。ちなみに、中の人はアニメの第三期までしか見てません。あしからず。
『そしたらいきなり正面にトラックが現れて……その後どうなったかが分からん。』
なろう系異世界転生もので、最も多くの犠牲者を出したと思われるシチュエーション。この一節が重要な伏線になっている小説は皆無です。
『この世界の神様バカばっかなの?』
元ネタは、「機動戦艦ナデシコ」の登場人物、電子の妖精ことホシノ・ルリが吐く口癖「バカばっか」。ちなみに、エヴァンゲリオンの惣流・アスカ・ラングレーが放つ「あんたバカァ!?」は、碇シンジ一人に向けられた台詞なので、ここに差違があります(どうでもいい)。
『どうせ異世界飛ばされるなら、
ハリー・ポッターと銀河英雄伝説ですね。タイトルだけ借用したので説明は割愛します。
『
元ネタは、「ToHeart」に登場するメインヒロイン、神岸あかりちゃんです。「美少女ゲー」(死語)の元祖、経典、聖書です。今風の言葉で言えば、ハーレムものの原型でしょうか。
『
「とある魔術の禁書目録」に登場するヒロインの一人、スピンオフ「とある科学の超電磁砲」の主人公でもある御坂美琴ですね。原作は小説ですが、中の人はアニメしか見ておりません。シスターズの存在感(物理)が圧倒的すぎて、本編ではやや埋もれがち。
『
元ネタは、「日常」に登場するアンドロイド、東雲なのです。いつもはかせの突飛な発明に右往左往する姿が、なんとも言えずかわいいです。
『
「To LOVEる」のメインヒロイン、デビルーク星からやってきたララちゃんです。マンガではアホなことばっかり描いてます(褒め言葉)が、作者は実の娘を悪の手先から守った漢です。
『双子――いや五つ子の姉妹』
双子のハーレムものといえば、真っ先に思い浮かぶのが「双恋」でしょうか。五つ子の姉妹というのは、「五等分の花嫁」を指しています。
『ダメだ、列挙するにはあまりに時間が足りなさすぎる。数え上げお姉さんもびっくりだ。』
下記動画に登場する「数え上げお姉さん」が元ネタ。星の数ほどのヒロインが生まれる原因である組み合わせ爆発という数学的現象を、面白おかしく解説しています。です。
https://www.youtube.com/watch?v=Q4gTV4r0zRs
『異世界に飛ばされて何もできないとか、転生したら蜘蛛になっちゃった以上に切ないぞ。』
元ネタは、なろう系小説「蜘蛛ですが、なにか?」です。転成した先が、ダンジョンの中に棲みつくひ弱な蜘蛛という出オチな物語。どんな逆境も乗り越えてたくましく生き抜こうとする主人公に、哀愁を感じます。
いかがでしたでしょうか。ほんと、誰得な内容ですね。しかし、懲りずに次回へ続きます。
妄想したことが、次の日に現実になるんだが? 草薙 健(タケル) @takerukusanagi
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