僕にとって短編は意外と長編よりも難しいイメージなんですよね。ジャンルが恋愛ともなれば目まぐるしく変わる人間の繊細な感情を短い物語の中で書かなければなりません。この作品はその短い中で二人の男女の出会い、前向きな感情への変化をスムーズに書けていると思いました。自分のことを信じてくれる人は必ず現れる。その人のために毎日を頑張って生きていこう。そんなメッセージも読み取れて、とても温かい物語でした。僕も短編書いてみようかな…(笑)。笑って、泣いて、人を信じる。ありふれた感情の大切さがしみじみと伝わる素晴らしい作品でした!
読んでいくにつれて背景が見える。そんな感じがとても素敵。辛い時に読むと最初は苦しくなっていく。だけど、最後は違う意味で心がグッと息が出来ないほどに苦しくなった。
共感の涙を流す人も多いでしょう。ヒロインの優しさで、笑顔を取り戻せますよ。
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