勝てるようになるまでは、楽しくないかもしれません。


 このゲームで勝つ唯一の方法は、相手より早く敵のストックを落とすことです。

 自分がストックを落とされないように動きながら、相手のストックをどれだけ早く落とせるか。それがこのゲームの終始行われる駆け引きとなります。


 他の格闘ゲームと比較して、ストック性というのは珍しいのではないかと思うのですが、これはスマブラというゲームが格闘ゲームではなく、パーティーゲームだからと考えられます。


 一回の自滅で終わらない。

 逆転の芽が大きいゲームであるとも言えるかもしれません。


 つまり、ガチ対戦という3ストックが基準とされている今作では、ストック数が3対1という状況になっても諦めてはいけないのです。

 楽しみたい、勝ちたいのなら、諦めることは厳禁です。


《⑥ 復帰阻止ってズルくないですか?》


 左右に飛ばされて、崖下に落ちてしまわないようにステージの崖やステージ上に戻ってくる行動を『復帰』と呼ぶことは説明しましたね。

 マリオなら斜め上方向に、ドンキーなら横方向に上B攻撃で。プリンやヨッシーならジャンプを駆使して復帰します。


 そのほかにも、全てのキャラに共通する技術として「移動回避」を使って崖をつかんだりステージに下りたりする復帰も存在するのですが、これはまた複雑になるので別口とします。


 それでは、復帰に必要な行動は覚えましたか?


 相手に吹き飛ばされたらまず、崖方向にスティックを倒して、ジャンプを使い崖に近づき、上B攻撃を使って崖に掴まる、もしくはステージに乗っかります。


 CPUとの対戦中。

 この行動をとると、敵が崖から飛び出してきて、自分に攻撃を当てて崖から遠ざけてバーストされる。

 そんな状況になりませんでしたか?


 なりま、したよね?


 それが、「復帰阻止」と呼ばれるものになります。

 色々と用語が出てきますが、難しく考えることはありませんので。

 これは、相手の復帰を阻止する行動のことを指します。そのまんまです。


 ドンキーやマリオなんかを相手にしていると、崖外(下に落ちるとバーストするステージ外のこと)に飛んできて、空中後ろ攻撃などで押し出される、なんてことが多々起きると思います。


「折角復帰できそうだったのに!!」


 そんな風に思うことでしょう。

 そして、


「ていうか、あんなことされたらステージに戻れないじゃん!!」


 と考えてしまうかもしれません。

 ご安心ください。


 そんなときのために用意しておきました。

 

『空中移動回避』


 これを使えば、復帰阻止をよけることが出来てしまうのです。



 さて、この『空中移動回避』どうやって出すのかと言えば、とても簡単です。

 ジャンプして(空中に浮いている状態で)動きたい方向にスティックを倒してガード、もしくはつかみボタンを押すだけ。


 そうすると、キャラが「あらよっと」みたいな動きをして、色が薄くなると思います。


 ここで難しい説明記事には「何Fの間無敵時間があり、着地した後の硬直は何Fなのでこのときの読み合いは~」みたいなことが書いてあるかもしれません。

 しかし、ドがつく初心者である我々に、そんな情報を差し出されたところで「は?」となるのが普通です。


 なのでここでは、「移動回避を使うと少しのあいだ慣性のままにキャラが移動し、着地すると多少の隙が出来ます」。ということで終わらせてしまいましょう。


 難しい用語を覚えるよりも、動かし方や戦い方を覚える方が先決です。


 

 復帰阻止を回避で躱し、崖に掴まることが出来るようになると、今度は何が起こるでしょう?


 『崖上がり』

 ステージ端を意味する『崖』に掴まり、ステージに上がる行動のことを『崖上がり』といいます。


 この『崖上がり』レベルの高いCPUと戦い始めると、ことごとく攻撃を当てられるようになっていきます。



⑦《崖上がりの行動って何個あるかわかりますか?》

 

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