マーダー・セキュリティ【暗殺警護】

「娘を殺してほしい」

　殺し屋レインにもたらされたマフィアのボスからの依頼。ボスの娘アリア・サヴリナを、皇太子との婚儀の日まで護衛をし、婚儀の最中に暗殺をしてほしい。レインはこれを承諾。アリアとともに、彼女の通う孤島の学園での生活を送ることに。

　資産家の子供。政治家の子息。マフィアの子供。
　それにつき従う、チンピラ、マフィア、殺し屋、近衛兵、敵国の間諜……。

　血の匂いが漂う学園の中で、アリアに襲いかかる魔の手。
　アリアを殺すその日まで。レインの心休まる日はまだこない。