短い中に暖かさが詰まっていて素敵!

子供の頃抱いてた幻想・・・例えるならぬいぐるみとお話し出来ると思ったり、森には妖精がいて友達になれると思ったり
そういう記憶って、最終的に現実が追い越していって忘れられちゃうのが殆んどですが
このお話しは化け猫が現実と幻想のはざまから大人になる主人公を肯定し、そばにいてくれるから、大人になっても幻想を忘れることなく、主人公はラストシーンに到達できる。
化け猫はいないかもだけど、ふとした時、読者のあなたもきっと子供の頃の幻想を思い出せるのではないかと優しく声をかけてくれる作品でした。
執筆、お疲れ様でした!素晴らしかったです

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