「ご利用は計画的に?」 byフィー
「やっはー、たぶん一年ぶりだねぇ皆の衆!なんちって。久々に依頼があったので、インタビューやっていきたいと思います。まずは、本日のゲストカモーン」
『初めまして。L.O.M.Robotics所属、多目的ヒト型支援ロボット・障害者用身体代替ロボット兼用試験機、通称│MECHANICAL-VALKYRIE《メカニカルバルキリー》と申します』
「わぁ!ついにロボットのゲストだよ!いや、どっちかというとアンドロイド?どっかのOSみたいだね!」
『どっかのってそれG〇〇gleのスマホ用OSですね。そういうのじゃなくて、普通のロボットです。いや、普通じゃないか』
「ロボットっていう事は、手が変形してドリルやガトリングになったりとか、背中のブースターで空飛んだりとかできちゃうわけ!?」
『そんな非常識な設計にはなってませんよ。どちらかと言えば、人に似せてますね』
「なんだ、つまんないの!……でも、この皮膚っぽいのとかすごいね、ぷにぷにしてて。一見どころか、こうして触れてみても人間としか思えない出来栄えだよ!うん、フィーちゃん的には満点あげちゃうレベル!」
『フィーちゃんさんから貰う満点がどの程度の価値を持つのか分からないですけど、とりあえずありがとうございます』
「どういたしまして?ちなみに、貴方は何ができるの?何のために造られたの?」
『私は死の危険がある場所で働く人たちを助けて死の危険からその人たちを遠ざけることと、動きたいけど動けない人たちの《身体となって》その人たちに少しでも幸せになってもらうことを目的に造られました。踊ること・演技すること・喋ること・歌うこと・戦うこと・考えること。そして、私の体を使う皆さんを喜ばせることができます』
「わぁ、便利!で、これからあなたは何をするの?」
『今までと変わらず、様々な形で人を喜ばせることをしようと考えてます』
「それは貴方の意志で?それとも、そういうプログラムで?」
『半分はプログラム、あるいは本能で。もう半分は、私の意志です』
「うーん、技術がここまでくると、人と機械の境界線が曖昧になりそうだよね。ヒトという定義を見直さなきゃいけないかも?」
『いずれはその議論も必要だと思います。ですが、現時点で最も人に近いロボットと呼ばれる私には無いものや必要ないものをヒトは保有しているので、そういった点で見れば必要ないと考えます』
「っと、フィーばっかり盛り上がっちゃってるね。今更だけど、貴方はどこの物語の出身?そして何を伝えにここへ?」
『L.O.M.Creative Support Setting Collection─略称L.O.M.CSSC出身ですね。意訳すれば《創作支援設定集》ですかね。上官からの命を受けて皆さんに興味を持ち使っていただけるようL.O.M.CSSCのことについて伝えに来ました』
「んー、つまりは物語というよりは、著作権フリーの設定集みたいな感じ?」
『そんな感じですかね。上官曰く著作権法に基づく保護期間が終わりパブリックドメインになるまでは著作権を持つつもりだそうですが』
「そうなのね!で、端的に纏めると、その組織ってどんな設定?」
『第一次産業から第三次産業まで、肉体労働も知的労働も、そして非科学的な科学や軍事も。パラレルワールドな地球に居てもおかしくないし、異世界転生に巻き込まれてもよし。時にはSCP財団と共同戦線を組んだり敵対したりしてもオーケー。そんな組織ですね』
「んーと、あらゆる設定に耐えうる便利屋って認識でおっけい?」
『そういうことですね。まぁ、小説に限らず可能な限りありとあらゆるジャンルの創作物で使って貰えるようイラスト・マンガ・音楽・動画・TRPGなど様々なジャンルに対してオープンにしてはいます。とはいえ、使うかは皆さんに任せるところですけどね』
「要は、≪利用者求む!!≫……ってスタンスなわけね。うん、なんとなく飲み込めたかな」
『鳥が魚を丸呑みするが如き飲み込み……』
「ペリカンさん!でもカワセミの方が好きかな。まあ、メインの題材とまではいかなくても、背景設定や物語のスパイスとして使ってみるのもいいかもね。てな感じで、そろそろ締めに移っていい?」
『そうですね』
「まあ、ダメって言われても強行するけどね!じゃあ、恒例の締めの台詞をどーぞ!」
『上官ですら全容把握不可能な超企業、創作支援用架空企業L.O.M.を作るのはこれを使う皆さんです。皆さんの作ったL.O.M.を是非見せてくださいね!!』
「はい、本日はここまで!興味持った人がいたら、覗きに行ってあげてね!それじゃ、またいつか!」
↓調理しがいのある素材は用意された。どう味付けするかはアナタ次第!
作中に登場するキャラクターに、インタビュー形式で作品のアピールをしてもらってみる PKT @pekathin
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