旅先で、店を選ぶのが面倒になって、マックに入る。ガラスのドアを潜るその一歩は、100年後のディストピアに向けた一歩でもある。この物語の結末は間違いなく一つの理想社会であり、人類の叡知の結実だ。それを厭う必要があるのだろうか?100年後のマックに、女子高生が介在する余地はない。
未来はこんな、でしょうか。早く提供することにこだわり過ぎた結果ですね
コーナーで差を付ける必要が無いくらいのスピード感が、文書にも出てます。これは、ショートショートの名スプリンターかもしれません。
自主企画『「極端な人」の登場する小説』へのご参加ありがとうございます。https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054892714496どんどん接客時間が減ってゆくマック。読む進むと、「ここを短縮するんだ!?」みたいなのが次々と出て来ておもしろかったです。最後は「食べたい」と思う前、あるいは「食べたい」と思わせるとこまでいって、さらに自動的に栄養素とVRでマックを注入するとかになるのかとドキドキしました。そこまでブラックにならなくてよかった。