とても人間味があると思える作品。

クリスタがボロクソに言われているが自分のいる世界で生きていくために現実的な具体策を出して、解決しようとしているんじゃないか。
 なによりもそれを支持しているのはその世界に生きている女王の発言からクリスタの正常性は裏付けされている。
しゃしゃり出てきて話をややこしくしているのではない。
 主人公が好きだからこそ、その世界で主人公と生きるために出てきているんじゃないか。
(真奈と遥人の心理描写と会話を描けばクリスタや他のキャラの影が薄くなるため出てくるのはまた仕方ない)
 人それぞれに生きてきた中での経験で色々な正義がある。
その正義のすれ違いが俺たちのいきる世界でも諍いをうむ。
それがこの物語から感じられるのは作品が生きているからこそのものだと解って貰いたい。 
そしてここまで読者を感化させられているのは作者からしてみればなによりの幸せなのではないかと思う。