気がつくと人間だったはずの辰也は可愛い子ネコに!これは転生?それとも…

主人公の辰也は気づくと幸太郎という男性に飼われる家ネコ、ホロの姿になっていました。
人間(辰也)の記憶は前世の記憶で、自分はネコに転生したのかも?と考え出すホロ。
ホロはネコとして生活しながら、自分の身に何が起きたのかを知っていくことになります。

一人称の小説ですが、同じ出来事を登場人物それぞれの視点で語られる方式が取られているのが興味深かったです。
この人から見るとこの場面はこんな風に見えてるんだなーなど、同じ場面でも見え方が違っていて面白かったです。
誰の視点かをタイトルに明示してあるのも分かりやすくて、迷わずに済み、読む人に親切だなと思いました。

ホロが何故辰也の記憶を持ったまま、ネコとして生きることになったのか……その理由を考えながら読み進めるとより楽しく読めると思います☆

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