ごくありふれた世界の終末期番外編 VS RX-3
@I-Nameless
しゅつげん
対怪人掃討部隊ガンランサー隊の本部施設内にあるラウンジ、 隊の大半が其処で思い思いの憩いをしていた。
「先週のアレは想定されないよな」
隊の誰かがそう言った。
「アレって何だ?」
別の誰かが返事をしたら、
「ドライイェーガーが怪人に奪われた件の事だ」
「ああ!アレか!?」
先週の事。
以前行方の眩ました化け猫の怪人が再捕捉した時の追跡での事。 この時の部隊編成では日本製ガンランサー通称、
『20式可変戦闘車両』の他にもアメリカ製の『TM-1』とドイツ製の『ドライイェーガー』の混成で行う事に成った、
この作戦での大きな問題が遭った。
と言うのは、 追い詰められた化け猫は高く跳び三輪車型バギーのドライイェーガーのライダーの後ろに飛び乗り後ろから抱きついたと思ったらライダーの首をナイフで刺して殺害、
化け猫の怪人はドライイェーガーを乗っ取った。
三輪バギーから足と武器腕が飛び出しマシンが乗っ取った化け猫の怪人の体をある程度包むと面長な形状の人形ロボットに変形した、 両腕の機銃と肩に着いたロケットランチャーの砲撃でガンランサー隊と応戦した、
TM-1が化け猫の奪ったドライイェーガーを撃退した、横から体当たりを受け横転した所に更にドライイェーガー運転席の剥き出しの頭を機械の腕で潰した。
ガンランサー強奪の危険性今回のケースでは直ぐに撃破したので問題は無かった。
余談だがTM-1とはどんな機体かと言うと20式可変戦闘車両をベースに改造したモノで20式はバッテリー2個とバイオエタノールのハイブリッドで稼働している、バッテリー2個内蔵したのか?
怪人を散々追いかけ回して肝心な所でバッテリー切れが最悪な為である、
ロボット形態では固体燃料ロケットバーニアで多少の加速は掛かる様である、
それに対しTM-1は大型バイク用のエンジンとアークジェットエンジンに換装してスピードとパワーが倍増された。 ただこの改造は20式のフレームでは耐えられず改造箇所を胴体に絞った、 この問題点は改善されないだろう、
そう雑談を交わしたら突然警報が鳴った。 山間地帯で怪人が出現したとの事。 ガンランサー隊は出撃した、 怪人が発見した地点に到達した。 珍しく怪人は其処で待ってた、 怪人の背後に有った倉庫のシャッターを開き其処に怪人が入るとシャッターの隙間にガンランサーの一斉射が開始した。 だが火に包まれた倉庫の中から人形の鉄塊が悠然とあるいた。 「あっ!アレはRX-3!?」
「何ですかそっ...」
言葉が言い切らない内にガンランサーのライダーの頭が撃ち抜かれ吹き飛んだ。『RX-3』とは、 中国とロシアの共同開発の怪人掃討兵器として開発されたモノでガンランサー様なモノを研究していたが上手く行かず別アプローチで緊急展開機能が提案された。 それは軽トラッククラスの専用輸送車両を使い現場で下ろすと言うモノ。 つまりは拠点防衛を特化した機体。それがRX-3と言う事。
四角い胴体に多数のセンサーのついた半円形の頭部、 両腕はドライイェーガーと同様に武器腕に成ってるただその武器腕は大砲とも言うべき大口径の砲だった。 足裏に内蔵したローラーで移動して多数の砲撃でガンランサーが次々に破壊されるが偶然の事か砲口に銃弾が入り、右腕が大爆発して左に大きく傾き其処から更に集中攻撃を受け大爆発をした。後の捜査の結果。 其処は元々反体制側の麻薬の保管場所として使われていたが。 別の場所に輸送する為の囮と判明した。 番外編VS RX-3 END
ごくありふれた世界の終末期番外編 VS RX-3 @I-Nameless
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