第二十四回スニーカー大賞にて金賞を頂きデビューしました、ライトノベル作家の五木友人と申します。 この度は作家としての腕を磨くため、カクヨムの荒波に揉まれるべく…
池の水を一滴、プレパートに載せたりシャーレに入れたりして顕微鏡をのぞくと、そこにはふだん見ることのできない世界が広がっています。ほとんど透明な、よくよく目を凝らせば、あるかなしかの濁りを認める、…続きを読む
見ようとしなければ見えない、それぞれのもつ特別な世界。勇気を出してそれらを覗き込んだ時、自分が元々もっていた世界と化学反応を起こして、ほんの少しだけ新しい世界が生まれる。それを繰り返していくこ…続きを読む
シーンの断片が自分の記憶に溶け込むような感覚があった。情景の切片は小説という形で断続的にしか観測できないが、一つの流れを確かに感じれる。
中学2年生の少女・泉は、教室に閉塞感をおぼえながらも、心のバランスを保つ。うまくバランスを保てない少女が居る。教室より理科室に馴染む少年が居る。教室という箱に、個人の別世界が、プレパラートの上…続きを読む
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