ジェミニ ~双子座~
片瀬智子
第1話
女は子供を産むことの出来る性だから、エロに敏感なのは必須なのだと思う。
あたしのまわりで一番母性本能の強い
真理衣はあたしと違って、元カレと七回エッチしたことがある。
付き合い始めた先週の日曜日から一週間毎日エッチした挙げ句、月曜の昨日あっさりフラれちゃったんだけど。
「お前、ホントつまんねぇ」なんて言われて。
なのに、いつもあたしより優位に立ちたがって知ってる風なことを言う。
まあ、別にいいんだけど。羨ましいなんて思ってないから。
あたしだったら大事な恋人には、そんな簡単に身体を許したりはしない。丁寧に育みたいの。あたしはお姫様がいいし、恋に焦がれるジュリエットになりたい。
いつか心から大好きな男の人と出逢って、愛し合って、一生を捧げる。男の人は人生にひとりきりでいいとさえ思ってる。
その晩、あたしは表参道にいた。セレブのバースデーパーティーに参加するためだ。あたしはそういうパーティーに呼ばれる。それは仕事としての場合がほとんどだけど。
ギャラ飲みってやつ? パーティーの主催者がギャラを払って女の子を呼ぶ、あの仕事だ。知り合いも増えるし、結構割のいいバイトだと思っている。
それに、かわいい女の子がいると男の人は嬉しいものでしょ。だってあたし、まだ大学生だけどグラビアアイドルだから。
未成年なのでお酒は飲めないけど、事務所に入ってすぐの売れていないグラビアアイドルとしてはいろんな人に顔を覚えてもらうのも仕事のうちだ。
しかも業界人の多いパーティーだとお仕事に繋がる可能性もある。呼ばれると、たまにマネージャーの
甘い系だけど、胸と腰のくびれを強調するラベンダー色のワンピースを着た。あざといのがいいの。
歳は、十九になったばかりだった。
名前は
真理衣とは本当に仲良しで、ほとんど一緒にいて喋り方も声も似ている。
でも真理衣はお姉さんぶってて、いつもあたしの世話を焼きたがった。あたしの性格が幼稚でダメダメだから、心配でしょうがないらしい。
この日もあたしの身体目当てで声をかけてくる、やりたがってる目つきの男たちに冷ややかな視線を投げつけ撃退してくれていた。
「楓、お行儀良くニコニコしているように」
事務所の人たちにはそう言われてるけど、あたしは本来恥ずかしがり屋だし、引っ込み思案でうまく笑えないことも結構あった。
しかも大人の人に何か言われると、性格的に逆らうことが出来なくて言いなりになってしまう。よく言えば素直、でも真理衣的には危なっかしくて独りにしてられないってわけだ。
「きみ、見たことない顔だね。どこの事務所の子?」
ウーロン茶を両手で持ち、壁の花と化してるあたしに男の人が突然話し掛けてきた。
高級そうなネイビーのスーツに、ノーネクタイで日焼け肌の胸元を見せている。たぶん業界の人。狭い世界だから、悪い噂がたたないようにきちんと接しなきゃ。
「あっ、はい。あの……あたし」
ちょっぴり威圧感を与えて、あたしをオドオドさせるのが目的なら彼はすでに成功していた。緊張したあたしは「あの……えっと」を小さな声で何度か繰り返す。何度目かの時、しびれを切らした彼が言い換えた。
「マネージャーは一緒なの?」
あたしの場合、まだ無名で仕事もほとんどないから、数人の新人グラビアアイドルをまとめて萩原さんが担当してくれている。
いつか有名になって稼げるようになったら、あたし一人に何人ものマネージャーがついたりするのかな。そんな強気な存在になってみたいけど。
「あの、マネージャーは萩原さん……っていう人で、来てくれる約束なんですけど……でも、前のお仕事が詰まってて……少し遅れるみたいなんです」
ちょっと子供っぽい口調だったけど、先生にお伝えする生徒みたいにちゃんと言えた。
彼は、ふうん……という顔であたしの身体をすばやく値踏みする。女の子を商品と思ってる人間の目つきだ。このお仕事をしてると日常茶飯事だし、仕方ないんだって最近やっと割りきれた。
「これ、僕の名刺だから持ってて。……新人のモデルや女優に仕事をコーディネートしてるんだ。きみにも紹介したい仕事があるんだけど、話だけでも聞いてみない?」
あたしは彼からもらった名刺をゆっくりと眺める。会社名は知らないけれど、横文字でお洒落な感じがした。
「ちょうどこの上のホテルの一室で違うパーティーをやってるんだけどさ、今、有名なカメラマンが来ててね。きみを見たら、インスピレーションが刺激されるんじゃないかなぁって思うんだよね。事務所の人が来るまでの時間でいいんだ……ちょっと、おいでよ」
あたしが答える間もなく、名刺に客室の番号を記入すると彼は笑顔で爽やかに去って行った。
うそ、どうしよう。
「楓。何、ポワンとしてるの。そんな話、のっちゃダメだよ。あんたって何でも信じちゃって、ほんと騙されやすいんだから」
もう真理衣ったら、すぐそういうこと言ってあたしをバカにする。あたしだってもう大人なんだから、ちゃんと対応出来るのに。
あ、そう思った途端だった。下腹に軽い鈍痛を感じた。
「……真理衣、ヤバい。もしかしたらあたし、生理始まっちゃうかもしれない。やだ……今日、
痛みはまだ遠かった。だけど経験上、用意してないのはまずい気がする。
でも、真理衣の心得た声。
「生理は、たぶん夜からなんじゃないかな。いつもその痛みから少しして始まるでしょ? それに、ちゃんと楓のために用意してきたからね。
デリケートな内容を、真理衣は実のお姉さんのようにたわいもなく言った。
「さすが……真理衣、ありがと。でも……でも、タ……それは無理。やったことないし。あたし出来ないよ、絶対」
未知の体験にあたしは内心ぞっとする。
「楓ったら、何言ってるの。誰だってそんなの出来るって。慣れたら簡単だよ、私は何度も使ってるし。しかも楓はグラビアアイドルでしょ。これから水着の仕事とか増えるんだから、絶対慣れてた方が得じゃん」
せっかちな真理衣は気乗りのしないあたしを急かし、ホテルの三階・パウダールームへと向かった。
客室と
「無理だって、真理衣。あたし……絶対怖いもん」
あたしの声を上書きするように、「大丈夫」と力強い口調で真理衣は言った。
「私がやってあげるから。楓は何にも心配しなくていいの。ほら……リラックスして。スカートあげて持っててね。……深呼吸して。で、片足をちょっと開くの」
あたしは真理衣の言われるまま身体を任せ、目を
真理衣はあたしのダメなところを軌道修正しようとするが、痛いことや本当に嫌なことの無理強いはしない。安心して頼れる存在なのだ。
予防注射を打つような適度な緊張感の中、あたしは
「……楓、もう終わったよ。ね、痛くなんてなかったでしょ。違和感ある?」
「ううん、大丈夫。どうもないみたい……。すごいね! 真理衣、ありがと」
思ったより難しくなかった。すぐに終わった。あたしは笑顔で個室を出る。
癒やし系クラシックの流れる化粧室で、お化粧を確認する。バッグを開くとちょうどスマホの着信音が鳴った。実家のママからだ。
「ママ? どうしたの」
私は地方出身で、大学のあるこっちで独り暮らしをしている。時々、ママから電話が掛かってくるけど、ママは再婚(現在はまたシングルマザー)していてあたしの小さな妹の世話で忙しい。
「ああ楓。今、大丈夫? ……さっきね、びっくりすることを聞いたのよ。ねえ、同級生で
「えっ? 殺された……」
高校の同級生だった笙くんは、当時からイケメンですごく有名だった。
女の子なら誰だって一度は憧れるタイプ。彼なら、どんな嫌な振る舞いをしたとしても許される。なんでだと思う?
なんてことはないの。普段は男らしいのに、絶妙のタイミングでチャーミングな笑顔を見せるだけ。でもその効果は絶大だった。
笑顔は女の子の専売特許だと思ったら大間違いだ。笑顔も泣き顔も、タフな男子が見せたほうがよっぽど胸に響く。
「ホントに……ママ」
「もちろんよ。さっき笙くんのお母さんから直接聞いたの。そっちのアパートでね、……惨殺されたんですって。警察は怨恨の可能性も視野に入れるとかなんとか言ってるみたいだけど、難しいことはママもよくわからない。だけどね、顔が一部潰されるほどの力で殴られてて……致命傷は胸を刃物で刺されたことが原因なんだって。まだ詳しいことは報道されてないけどね。楓、東京は怖いところだから、充分に気をつけなさいよ。まあ、あんたは見た目よりしっかりしてるから、ママは安心してられるけど」
「……うん、わかった」
電話を切る。頭が真っ白になった。早川笙くん……。あんなにかっこよかったのに。顔を潰されて……死んじゃったんだ。
真理衣。そうだ、あたしは真理衣に意識を向けた。だって、笙くんは元カレだったんだから。
「真理衣? 今のママの話、聞こえたでしょ? 笙くんが……殺されちゃったって。ねえ、大丈夫?」
「……無理。大丈夫じゃない。信じられないよ……だって。だって、昨日は笙くん、あんなに元気……だったのに」
フラれちゃったけど、真理衣は笙くんと身体の繋がりがあった。情が芽生えて当然だ。あたしは黙って真理衣の心を探ろうとする。でも真理衣ほどの傷心を理解出来るはずもなく、何も言えずその場に立ちすくんだ。
「もう帰りたい……」
真理衣がぽつりと言った。
「え、それは無理だよ。だって、これから萩原さん来ちゃうし。仕事だもん……」
あたしがそう言うと真理衣は突然息巻く。
「何よそれ。こんな時に、酷くない!? 楓はいつもワガママで、人に甘えるだけだよね。笙くん、死んじゃったんだよ! まあ、性格悪い部分もあったし、身勝手なとこもあったけど、だからってそれは殺されるほどの理由にはならないでしょ? ……ホント信じられない。楓なんかもう知らないから!」
それだけ言うと、あたしを残して真理衣はいなくなった。
もちろん、真理衣の気持ちはわかる。でも客観的に見つめてる自分もいた。だって笙くんには、意地悪で性格の悪い部分が結構あったから。
同級生や下級生の弱い男子をいじめて恐喝したり、女の子をそそのかしてエッチ目的だけで何人もと付き合ったり。他にも。
瞳が涙で潤んだ。笙くんが殺されちゃったからじゃない。一人になって心細くなったからだ。
あたしは先程渡された名刺を思い出す。萩原さんが来るまで違うパーティに行ってみようかな。もしかしたら、新しいすごい仕事が貰えるかもしれない。
真理衣に、楓はワガママで甘えてるって言われたのも
名刺に書かれた客室に向かい、あたしはホテルの長い廊下を歩き出した。
「楓!」
えっ? 誰かと思ったら、
彼も同い年。そして稀にみる秀才。難関の有名大学さえ、すんなりと合格しちゃう奴。すご過ぎて意味わかんない。
「浩樹、一体どうしたの?」
「それはこっちのセリフだよ。みんな楓のことをいつも心配してるよ。……あのさぁ、それより楓。なんで最近、大学サボってんの? 一日休んだら、それだけ勉強について行けなくなるのわかってんのか」
彼は頭のいい人がよくやるように、自分の問い詰めたいことを一方的に質問する。
あたしはうまく答えられなくて黙った。だって何か言ったら、またいくつも言い返してくるに決まってるから。
浩樹はあたしが大学入試の時、本当にお世話になった。浩樹がいなかったら、大学になんて入れなかった。ましてや、東京で独り暮らしなど。
あたしは地方の田舎町の出身で、その頃はママが再婚したばかりだったから家も落ち着いてなくてゴタゴタしてた。ママの妊娠がわかってからは、東京の大学に進みたいと心から願うようになる。自分の居場所が欲しかったんだ。
そして、国立大学に合格するなら家を出てもいいという条件がつく。それは当時、絶対無理な条件に思われたけれど……。あたしは受かった。
「心配してくれて、ありがとう。でもいいの、あたしは勉強なんて嫌いだもん。知ってるでしょ。大学の話なんてしたくない。浩樹、今度のテストの時にまた教えてよ。今は忙しいんだって……お願い。さよなら。どっか行ってよっ、もう!」
あたしはイラついてわめき、客室へ向かって駆け出した。浩樹は置いてきぼりにあった子供みたいに、ただそこにいていつまでも何も言わなかった。
希望の部屋番号を確認すると、客室のドアを慌ててノックする。
待ってる一秒が長く感じられた。このドアが開いたら、あたしの人生はもっと豊かに変わるのだろうか。未来は長くて曲がりくねってて見通しがつかないけど、あたしはどうしても自分の人生を輝かせたかった。
孤独が嫌いだった。
あたしは、キラキラとパステルカラーの中で可愛い存在でありたい。絶望など、お墓の下に永久に埋めてしまいたい。いつだってあたしは憧れや嫉妬の対象でいたいの。
だから、自分の思い通りの人生に執着することにした。人生は短いんだもの。ひとつずつゆっくり夢を叶えるなんて、そんなの待てないよ。
「いらっしゃい、来ると思ってたよ」
客室の重たいドアが開くと、先程の彼とふかふかの絨毯があたしを迎えてくれた。オレンジ色の間接照明と知らない言語のメローな曲が流れている。背中越しに、鍵が閉まる無機質な音が聞こえた。
「何か飲むよね」
未成年にお酒を勧めるつもり?
そして、あたしは不思議に思って少し首を
「いいえ。あの……どうして誰も、いないんですか」
こんなに豪華でお洒落で広い空間なのに、ここにいるのはあたしと野心家のあたしをその嗅覚で捉えた抜け目ない視線の彼だけ。
「きみが遅かったから……みんな、もう帰ってしまったよ」
無関心を装う、彼のいやらしい声があたしの身体にまとわりついた。
バカなあたしはそこでやっと気付く。何度か経験のある、恐怖で息が出来なくなる前の静けさ。唇を半開きにしてあたしは呼吸を始めた。
無意味にも、ぎこちなく
彼の悪徳の笑みは、時間は永遠にあるといったふうだ。快楽を前に異様な目つきであたしを追い、すでにこの状況を心の底から楽しんでいる。
なんで、みんなあたしの身体ばかり欲しがるんだろう。
男の欲望はあたしを奴隷のように痛めつけることで満足するの?
あたしはいつ淫らだった? どこが、はしたなかった?
ただ、幸せになりたいだけなのに。
尊大ぶった正面にいる男は何も答えない。しかしそれが合図だったのか、卑猥な吐息をつくといきなり邪悪な黒い狼のようにあたしに襲いかかってきた。
「やめ、て」
あたしは叫んだ。
だが、悲痛な叫びは彼の重みでかき消される。床の上であたしを押さえつけ荒々しく撫でまわした彼の手はその後、膝を開かせるために力を込めた。
このまま、誰にも言えない
精一杯の抵抗をかろうじて続ける。どうしようもない悔しさが、涙に変わって目尻から流れ落ちた。
自分の過ちと後悔と恥辱的な人生に窒息しかけ……あたしは、弱々しく生気を失った生け贄のように。
その時突然……深い穴蔵から、
「……どうしたい、楓」
ああ、それは眠りを邪魔され、怒りの矛先を迷っている。
荒涼の原野から呼び出された、凶暴な眼をもつ野獣の問いかけだった。
「
あたしは心の中でその名前をつぶやく。
恐怖を魅惑的にまで昇華させると、白痴な美しささえ感じるようになる。原始そのものの荒ぶる感情。あたしは狂ったように笑い出した。
瑛吾は、あたしが高校生の時にこの世に生み出したのだ。
復讐の象徴であり、悪の権化。
彼は残忍で容赦のない、あたしの初めての別人格だった。
これまでも、あたしの魂は幾度か踏みにじられてきた。
その都度、悲壮感を紛らわすようにいろんなものが欠落した部分を補った。人間の身体って、本当にうまい具合に出来ている。
真理衣はあたしをひとりぼっちにしないために生まれた人格。あたしの苦手なことを全部やってくれる。
浩樹は頭脳。あたしが呼ばない限り、ずっとお勉強をしているみたい。理屈っぽくて一緒にいると疲れるけどね。
瑛吾はとっても深い記憶の底にいて、あたしを絶対的に護ってくれる。
あたしはいつも誰かと一緒にいるの。ひとりなのに、まるでお腹の中の双子みたい。細胞から繋がってる関係。
だから、さみしくない。
よくわからないけど瑛吾は、逞しくて怖くて煮えたぎるように強い感情の塊だ。飼い慣らされていない血に飢えた魔物のよう。
あれは、ママの再婚相手からの
あたしは髪をふたつに結び、歳の離れた妹が生まれることを楽しみにしてるただの女の子だった。なんにも知らなかったのに。淫らな世界のことも屈辱も絶望も。
あの日、あたしの中で何かが壊れ、その代償としてこの世界に瑛吾が生まれ落ちた。すべての体毛が逆立ち瞳孔を開いたあたしが、捕食者として生まれ変わった瞬間……。
「どうしたい、楓」
あたしの頭の中だけに響く声。
だってあたしを
いつもあたしを傷つける誰がが死ぬ。瑛吾によって、あたしは完璧に護られる。
早川笙くんも……あたしを傷つけたよね、昨日。
「お前、ホントつまんねぇ。……特に、昼間のお前はクズだな。なんの価値もない」
そう、昼間の恋人はあたしだった。つまり、楓。
そして、夜の恋人が真理衣だったのだ。
双子の人格が昼と夜を使い分けていた。
笙はそんなこと知らなかったのに、ふたりの違いに気付いてしまった。ダメな方のあたしを見破った。
だから、瑛吾は許さなかったの。あたしが泣いたから。
だから、笙に容赦のない死の烙印を押した……。
でもね。
復讐はあたしが眠っている間に行われる。いつも知らない間に終わってる。
瑛吾は残酷でいてとっても優しい。
さあ、もういいでしょ。この辺でお話はおしまい。
あなたの恐怖に怯えた顔をもう一度見せて。
残念だけど、もうどこにも逃げられないのよ。
祈りも懇願も届かない。
そうよね?
だってあなたは、今から無惨に殺されるんだもの――
あたしは無情な
ジェミニ ~双子座~ 片瀬智子 @merci-tiara
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