最後に
ずっとハーコーやGABBAを聴き続けていると頭痛くなってくるので、エレクトロニカと交互に聴いてます。声はあってもなんとなく歌メインではない奴が好きですね。声は楽器の一部になってるとなお好き。
現在はハーコーの流れで「フレンチコア」というジャンルに行きつき、オランダのアーティスト「Dr.Peacock」を知りました。
数曲しか知らない中「Flowing River」というのが一聞き惚れしました。もともとは韓国のピアニストのイルマさんの曲で、フィギュアスケートが好きな方ならメドベージェワ選手が使用してたからもしかして耳にしたことがあるかも。
綺麗な曲でした。現在結構なヘビロテで聴いてます。
音楽を聴くときは、だいたい一人電車に乗っているときやリラックスして作業したいとき(本当に集中したいときは無音)です。
その時頭や心が求めてる感じに合わせて音楽をかけています。
おやつ食べたいなあというときに甘いもの・しょっぱいものを選ぶように、ちょっとナーバスだなーなんてときは静かめで切ない感じのエレクトロニカ、楽しむぞーとかガンガンやるぞーというときはアップテンポのエレクトロニカやハーコー。追い込まれたらGABBA、スピードコア……なんて具合に。
本当に今JPOPは滅多に聴かなくなってしまいましたし覚える気もない。米津さんの数曲や、打首獄門同好会が面白いのでたまに聞きます。でもそれくらいだな……
しかし今までの自分の好き好みをみていくと、いつかこれらのエレクトロニカもガラッと変わって聴けなくなる日が来るのかなぁなんて思っています。
年齢的なものもあるかもしれないし、心情的なものもあるかもしれない。環境や生活が変わったら求める音色も異なってくるでしょう。
突然演歌や民謡に走るかもしれないし、一周回ってクラシックに戻るかもしれない。
クラシック音楽を聴いてた頃は、大人になって真逆のものが好きになってるなんて1ミリも予想してなかったよ……。どこで間違え……いや間違ってなどいない!
ふらふらといろんなところへ立ち寄っている音楽遍歴。自分の人生の各ステージステージで結構音楽の好みが違っているように見えました。
今は聴かなくなってしまった音楽もその時代その頃の自分に無くてはならなかったものだったに違いない。音楽は心の栄養とはよく言ったもんだなあと感心しました。
あと「音楽は聴いてた時代にぽーんと帰してくれる」という話をミュージックスクエアのDJさんがおっしゃってて、それをひしひし感じたのが数年前に大学の文化祭へ訪れた時。
もう卒業から約10年たっていたのですが、在学中に聴いていたゴーイングアンダーグラウンドというバンドの曲を、野外に設営されたステージで現役の大学生の子が演奏して歌っていました。一気に大学でのあれこれが甦ってきてもう泣きそうになりましたよ。10年前の曲なのに今そこで演奏してくれてありがとう! って感じでした。
……そう考えるとあと10年、20年してまた違うジャンルにはまっていて、ハーコーやユーロビートをふとした場面で耳にしたら「あのころは色々と追われて溜まってたんだな……」とかしみじみ思い返すんでしょうか。それはそれでなんか悲しいなァ。
くだらない独り言ではありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆様良いミュージックライフを。
音楽迷走記 時岡ハナオ @tatarinovii
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
虫かごに入る程度の話/時岡ハナオ
★43 エッセイ・ノンフィクション 連載中 104話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます