第12話 もっと工事現場な音楽
綺麗で落ち着くエレクトロニカ。時に心穏やかに、時に楽しく、時にしみじみ、時に悲しく。
その時の気分に合わせて聴けるような曲を幾つか集めることが出来ました。そして現在進行形で聴いております。
が、足りないものがありました。それは爆発的な感情です。
「うわああああ!!」みたいな言葉にできない叫びとかわけもわからず飛び回りたいような感情。怒るのとはちょっと違う……ストレス発散??
いつだか聴かせた人に「工事現場」と言われたザ・マッドカプセルマーケッツ。しばらく彼らの曲を聴いていたんですが、動画サイトの関連で提示されたあるジャンルに一気に引っ張られました。
ハードコアと言われている中でも特に四つ打ちのキックと高速BPMとうるさいくらいのノコギリ波形の音が鳴り響くGABBAや、BPMがアホみたいに早いスピードコアと呼ばれるのが気に入りました。(BPM1000超えるエクストラトーンは好きになれなかった)
M1dyさんの「Cold Pizza」を聴いた時、何だかわかんないけどむしゃくしゃしてわーー!っと叫びたい衝動をこの曲は全部代わりにやってくれました。調べて日本の方だと知った時えー!とびっくり。日本人でもこんなの創れる人いるんだぁ……。
日本人でも沢山活躍している人はいますが、なんか飛びぬけて破壊力がすごいと思ってます。聴いた後スカッとするような気がする。
このジャンルで私が聴いてるのは大体海外のかたがた。オマー・サンタナ、スコットブラウン、アンガーフィストというアーティストさんの名前はあげられるのですが、曲名はすぐ忘れます。
信じてもらえないかもしれませんが、わりと規則正しい四つ打ち聴いてると眠くなってきたりするんですよ、心地よくて。あと音の高低差が少ないのも安定感がある。クラシック音楽だとメロディラインが結構上下に動くし、音の強弱もあるじゃないですか。ピアノ弾いていてもほとんど手の位置動かさず、一定の力のままで鍵盤叩く事無いでしょう。
自分が好きな系統はわりかし音程音量が一定なのが多く、ノコギリシンセがいくら重なっていようがバックに叫びがあろうが、単調なやつは心地いいものとしてとらえられます。
これらを聴く弊害は、それまで工事現場と思ってたレベルのがとっても軽く聞こえちゃうこと。物足りなさすら覚えます。
これを聴いた後に普通の音楽を聴くと遅く感じること。再生速度を上げたくなります。
どうしても「頭悪い言葉」が出てくる以上「暴力的で頭悪い人の音楽」みたいなイメージがあるらしくあまり周囲に良さを理解してもらえないこと。まあ、成分がまざふ●かとかふぁ●くXXとかまっとうな歌詞じゃないもので構成されている以上反論はできない。自分もイヤホン通してしか聴けませんし一人で楽しんでます。
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