第54話 登場人物の紹介「ネタバレ注意」
前編の登場人物の紹介です。
作者自身の再確認と整理の意味合いもあります。
鬼編
亜羽流
本編の主人公。鬼と人間の混血で青い髪と一本の角を持つ。袴を着ると人の姿に近い。横笛を好み、それを武器としても使う。心優しく人間に好意を持つと鬼と人との狭間で揺れ動く。仲間である鬼からは煙たがられる存在でもあるが、かつては鬼を束ねた亜朱の血を受け継ぐ者でもあると、それを知る鬼からは一目置かれている。千里との出会いで人間に強く介入していく事になる。口数が少なく不安定なので、作者泣かせのキャラクターでもある(笑顔)
童羅
鬼の里の長。その寿命は長く千年以上は生きていると思われる。まれに生まれるエリート型の鬼で、選ばれし鬼の一匹でもある。その力は強いが今は衰えが見える。
護羅无
鬼の里では最も強く、周りからも尊敬される青い鬼の戦士。童羅と同様に選ばれし鬼の一匹で、その力は既に童羅を凌いでいる。冷静沈着。過去に童羅と共に黒い鬼たちと戦った経験もある。亜羽流が小鬼の時から知っている。童羅の次に長く生きている里のリーダー格。
阿杜
長い爪と牙を持った赤鬼。童羅たちと同様に選ばれし鬼のタイプであると、その力は他の鬼を圧倒する。頭が良く、里では補佐的な役割が多い。基本は冷静沈着だが亜羽流に嫉妬すると人間臭い感情を表に出す事もある。護羅无を尊敬している。
阿修羅
四本の腕と目玉、角を持った赤鬼。阿杜と同時期に生まれた鬼であると、同様に選ばれしタイプ。相手の動きを先読みすると言う特殊能力を持っている。好戦的で激情型。
骸
蜘蛛型。情報を集める潜入型の鬼。顔は骸骨のように不気味だが意外に気が弱い。力はさほど強くないでげす。
その他、大勢の鬼
生まれてそう長くない鬼がほとんどで、中には少数だが女型の鬼も居る……と言う感じではある(笑顔)
黒い鬼たちの存在
里の鬼たちとは違って、見境なく人間と鬼を喰らうため両者には天敵となる存在。一度、蘭国に大型の黒鬼が姿を見せた。勝手な判断でその鬼と戦った亜羽流が童羅に罰を下される事となった。東の山に封印されているとされるが、つい最近になって喃国から続々と姿を見せ始めた。
人編「蘭国」
千里
本編のヒロイン。山に踏み入れた事で鬼に襲われたが、亜羽流に救われる。その後、蘭国に戻るも喃国が連れた黒鬼と兵士たちに手に寄って両親を失う。その際に亜羽流が助けに現れた事から、鬼を呼ぶ女として周りから避けられて孤立する事となる。城主の狢伝から民家を与えられると、まだ小さい弟の騎助と一緒に住んでいる。誕生日に騎助がイタズラで渡したヒトデの死骸から石を拾うと、それを大事に首飾りとして身につけている。その姿は、亜羽流の母親と瓜二つである。
騎助
千里の実の弟。黒い鬼の襲撃に寄って一時期は植物状態となるが、千里の献身な介護と灯馬たちのサポートもあって無事に回復。灯馬になついているが、憧れのヒーローは亜羽流である。
次梟
蘭国で一番の侍。その実力は生半可な鬼なら蹴散らすほど。気分屋で自由人であるが、その実力と憎めないキャラクターから蘭国の民から愛されると信用も高く人望も厚い。城主の狢伝から特別な袴を渡されているがすぐに紛失する。洗濯が苦手。
灯馬
蘭国の忍び。幼い頃に蘭国に流れ着いた所を保護される。気性が荒く手に負えない子供だったが、次梟に抑え込まれると徐々に穏やかになっていった。満月の時に獣人化出来ると言う特殊体質で、その力を買われて蘭国の忍びとして仕える事になった。
鳳歌
次梟が率いる梟華隊の二番隊長。次梟の女房役であると後始末係でもある。もはや隊を率いているのは彼だと言っても過言ではない。次梟たちの影に隠れてはいるがその実力は相当なもの。
夜鳥
八重歯が特徴的な忍び。その性格は少年のようであると、気性の荒かった時代の灯馬にも遠慮なく話しかけた事から、灯馬が一番初めに心を開いた人物でもある。灯馬の先輩にあたるが灯馬は先輩だとは思っていない。炸裂弾や道具を扱う事を得意とするが、香り音痴でもある。実は蘭国の民ではなく、異国の者だと言う噂もある。
風太
正義感から蘭国の兵士に志願するが、命を落としかけた所を次梟に救われる。裏物語では蘭国の防衛に向かう灯馬の兵士たちの一人にしがみつく母親の話があった。今後に出番があるかは不明。
狢伝
蘭国の城主。若くして城主であると切れ者とされている。だが今のところ出番が少なく、空気と化している(笑)基本は民の為に働く優秀な人物だが、裏物語としては里の鬼たちに襲われない代わりに、定期的に人間を餌として献上してると言う非情な面も持つ。
中濃、蓮部、田所、田嶌
序盤で灯馬の護衛について来た蘭国の兵士たち。今後に出番は……なさそう(笑顔)
人編「喃国」
清次郎
喃国の城主、示斎の実の息子。鬼に支配された国を取り戻す為にその策を練っている。豪胆な性格で、気の弱い示斎とは正反対である。剛の使い手であると、絶え間ない努力と修練で力をつけていった。喃国の荒くれ者たちからも一目置かれる存在。本人は霧島の方が実力が上だと思っている。
霧島
清次郎の幼馴染み。天才肌で、修練はそこそこに幼い頃は清次郎を圧倒した。実は女であるがその事は清次郎にも隠している。次梟に淡い恋心? を抱いている。
示斎
喃国の城主。荒くれ者が住む国とは似合わずとても優しい人格者。受け入れを拒否しない国の方針は彼の人柄であろう。狢伝とは良い関係だったが、黒い鬼に支配されてからは疎遠となる。
安羅馬
国境まで進軍して来た武士の一人。長々とコンプレックスを語られたのち次梟にあっさりと首を跳ねられた(笑顔)元になった話では、黒い鬼を引き連れてもう少し活躍の場があったが、一気に脇役になった(笑顔)
漠
元は海賊の頭で大柄の男。清次郎に命を助けられた事から清次郎の配下となる。経験豊富で馴れない地上戦にも、すぐに才能を発揮する。
アイテム
心鬼光の魔石
かつては亜朱が持っていた石。その魔力は鬼だけでなく人間にも何らかの効力を発揮する。ナウシカとラピュタみたいなアイテム。金色の角になった亜羽流が降り立つとサードインパクトが起きます(笑顔)
カナガ木
鋼鉄の様な樹脂を出す。ファンタジーだから作り出せば良いんだ! と作者が作ってみたものの亜羽流を縛ったのち空気(笑顔)
七色の木
どうしても木について書いていかないといけない事になり、資料調べるの面倒くさい。別に木について書きたい訳じゃないし、ファンタジーだから作り出せば良いんだ! と作者の都合で生えた木。紅葉でも桜でも何でも咲かせるような気がする(笑顔)楽だから今後も登場可能性あり(笑顔)
だいたいこんな感じでしょうか?
名前はわりと適当ですね。数分でこれで良いやって感じで決めてます。お気に入りさんのエッセイから言葉を借りるとすれば愛着がない訳じゃないんです。ただ適当なだけです(笑顔)
ストレスフリーどころか、ストレス多数な作品だと思うので連載の形じゃなくても良いのかな? と最近ちょっと思いますね。書き溜めでも良いのではないかと……。ただ、一人でも楽しんで下さってる方がいればやはり連載かなと。
次回からは後編のスタートとなります。
お付き合いありがとうございました(笑顔)
追加文
出来るだけ前のを手直しせずに残してます。
現在は完全に不定期なので、また機会がありましたら気軽に宜しくお願いします。
鬼木の山 彩華 @saikatsukasadesu
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