最初は読み辛かったのですが、だんだん平安朝の日本をイメージする独特の世界観に引っ張られ、一気に読んでしまいました。神楽の君のキャラクターにすごく魅力を感じました。
雅で耽美だけど、適度にボケが入り、とても面白く読み進めることが出来ました。異種族との、政の絡んだ特殊な環境下での恋愛話ですが、異種族間の感覚の違いや政がどこでどう絡んでくるのか非常にわかりやすく…続きを読む
まだ日本に八百万の神々や悪しき魑魅魍魎、鬼、モノノ化たちが闊歩していた時代。性別を越えて愛し合う2人は、文字通り性の壁を越えます。この時代ならでの演出なのか、愛するが故に苦悩し、一途な故に葛藤…続きを読む
第14話を読み終えた段階でのレビューです。美しい瑞獣と帝との間に生まれたそれは麗しい兄君と、人間である皇后と帝に生まれた弟君。ある理由から、弟君が今上帝として立ち、兄君はひっそりと身を隠すように…続きを読む
皆様は「源氏物語」をご覧になったことがありますか。原文ではなく、訳文でならたいていの方は触れたことがあるでしょう。この物語の世界観、読感はまさに「現代語訳された源氏物語」の系譜です。流れるよう…続きを読む
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