先輩

「「おぁぉぉ!!」」

奪い合いの末、ボールが宙を舞う。



「「届け!」」

「はい、十分。」


二人の横から鮮やかに跳び、ボールを掴んだのは五里松先輩。


「お前ら四人。油売ってないで片付けろ。そして、帰れ。はい、解散!」


「「「「はーい。」」」」




「あとお前ら!面倒だからさっさと告っちまえ!

言わなきゃ伝わらん事もあるんだ!

あんな面倒なの見せられる立場になってみろ。

コッチが居たたまれんわ!」




「「「「はーい?」」」」



4人を一喝して五里松千代は体育館を後にした。

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スタイリッシュスクールライフ パラレルラブ編 黒銘菓短編集47弾 黒銘菓(クロメイカ/kuromeika) @kuromeika

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