百万回の人生経験とか、不憫な過去とか関係ない。レックスとして歩んだ、ただ一度の人生。最後の最期に人を愛せた、幸福な男のお話。
この作品には、他の作品によく出てくる超常的な力や派手な描写はひとつもありません。でもそれがなくとも人はこんなにも美しく、強く生きられるんだということを教えてくれる作品です。
生まれて、出会って、別れて、また出会う気づけば完結まであっという間に読んでしまいました質の良い映画を見終わった後のような感覚になれました
仕事が終わって退勤中に電車の中でこの小説を読むのが日課でしたが、俺はここ最近電車でしゃくりあげて涙を流す奇人と化していました。電車で読むのはお勧めしません。
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