008 女シーフ

008 女シーフ



勇者「おっ、あんなところに気取った感じの女シーフおるやんけ。」


格闘家「ほんとですね。」


勇者「ちょっといじめてくるわ~」


格闘家「えっちょっと…」


勇者「ねぇねぇ!!!」」


女シーフ「あら?何かしら?」」


勇者「シーフってかっこ良さげの名前だけど、ようするに盗賊と一緒だよね?」


女シーフ「いや、まぁそうだけど…。」


勇者「っじゃあ気取ってないで、これから女盗賊って名乗れや」


女盗賊「えぇ!?」


勇者「あとさ、シーフって、たまに敵から変なもん盗むよね」


女盗賊「えっ?変なもん?」


勇者「まぁ、そこにおるサラマンダー相手にやってみいや。」


女盗賊「わかったわよ。特殊コマンド『盗む』!」


『女盗賊は【サラマンダーの火炎袋】をゲットした』


勇者「なぁ…どうやって盗んだん?」


女盗賊「いや、アイテムはランダムで決まるんだけど…」


勇者「サラマンダーの口に手入れて引き抜いたん?」


女盗賊「いや…そういう仕様だから」


勇者「グッロいわー、やることが凄惨やわー、よっ!さすが犯罪者!!鬼畜外道!!!」


女盗賊「うぐっ…ぐすっ…。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

偉大なる駆け出し勇者の冒険 冨田秀一 @daikitimuku

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ