悪魔
空飛ぶゴリラすん
第1話
僕の目の前に悪魔が現れた。物々しい風貌で威圧感を醸し出している。悪魔は言う
「オレと契約を結ぶと、お前の嫌いな奴を一人不幸にすることができる」と。
僕は少し悩んだが、契約を結ぶことに決めた。その旨を悪魔に伝えて、いざ契約の儀式に入るという時に悪魔の持っている携帯電話が鳴った。応える悪魔
「あぁ梅子おばあちゃん?冷蔵庫直った?分かった、また買い出し手伝うから、また連絡してね」
どうやら、おばあさんの買い出しの手伝いをしているようだ。「気を取り直して」と悪魔。「さぁ儀式を始めよう」とした時、また悪魔の携帯電話が鳴った。
「あぁ、浩志さん?引っ越し先決まったって?分かった、今度手伝いに行くからまた引っ越しの日にち教えて」
どうやら、今度は他人の引っ越しの手伝いを頼まれている。「さぁ儀式を始めよう…」と言いきる前に、またすぐ悪魔の携帯電話が鳴る。
「あぁ、佳子さん?今日お出かけですか?分かりました、赤ちゃんの子守は任せてください。今から行きます」
悪魔は一言 僕に謝って、赤ちゃんの子守に出かけた。
「なんでお前が悪魔なんだよ」
僕はボソリと呟いた。
悪魔 空飛ぶゴリラすん @vetaashi0325
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